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ピンマイク装着にギャラリーバス運行 石川遼が大会実行委員長として取り組んだこと

大会実行委員長Vを果たした石川遼。選手会主催トーナメントに対する思いを語った。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2024年6月24日 12時30分

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 最終日◇23日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

ジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC)が主催した今大会は、選手会副会長の石川遼が初めて大会実行委員長に就任。自らの優勝で大会を盛り上げた。「実行委員長として携わったおかげで、ツアー運営の中身を知ることができました。これからもみんながやって良かったと思える試合にしていきたい」。日本ツアーの“顔”とも言える石川が、プレーヤー&運営側と二足のわらじで奮闘した。

誇らしげにトロフィーを掲げる石川遼【写真】

4月に行われた全体会議には、スーツを身にまとい同じく副会長の阿久津未来也とともに出席。これまでなかった無料ギャラリーバスの運行を提案した。「その会場にしか足を運べない人、会場の近くに住んでいる人、そういった人たちのことを主催者側となった以上考えないといけない。この大会を開催する意味、効果を最大限まで引き延ばさないといけないと思った」。

そして、この大会で最も注目を浴びたのは、予選ラウンド2日間の後半9ホールで、大会を中継するABEMAのピンマイクをつけてプレーしたことだ。これは、レギュラーツアーはでは初の試みで、相棒の佐藤賢和キャディとともに、風、距離、グリーンの読みなど、事細かい会話を視聴者に届けた。

「自分にとっていい意味で緊張感のある施策でした。新たなゴルフ観戦の楽しみ方。この前例を作ったことで、データが取れるし、視聴率のデータも取れるので、ひとつの判断材料になったと思います。試合でやることに疑問に思う人もいると思うけど、ゴルフの楽しみ方のひとつの方法、と思っていただければいいですね」。『まろった(カップをなめた)』『うすし(ショットのあたりが薄かった)』など独特な表現も話題を呼んだ。

珍しい体験をした佐藤キャディも、「当週になってやると聞いて驚きましたが、二つ返事でやりました。言葉を選んだから口数はめちゃくちゃ減りました(笑)。現場のギャラリーでもわからない声を視聴者に届けることができたと思うので、臨場感はあったと思う。あとは、ケンカをしなくて良かったですね(笑)」と茶目っ気たっぷりに笑った。

「主催という立場は専門外の部分なので、非常に悩みました。選手目線のロープの中から見るだけでなく、ギャラリーの皆さん、テレビを視聴してくださっている皆さんにどうやったら楽しんでいただけるかを考えてきました。これから10年、20年先のことも考えて」と話した石川。大会成功へ、持てる限りの知力を尽くした。(文・神吉孝昌)

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