<フォーティネット プレーヤーズ カップ 最終日◇25日◇成田ヒルズカントリークラブ(千葉県)◇7105ヤード・パー71>
37歳の誕生日に今季2勝目を飾った藤本佳則。13年ぶりの勝利を挙げた春の「関西オープン」に続く勝利は、強風のなかでガマン比べのすえにつかんだものだった。ベテランの味を存分に生かした勝利はどのように生まれたのか。藤本が使用している14本をチェックしてみた。
まず目に入るのは、メーカーの多さだ。契約フリーの藤本が選び抜いた14本は、実に5メーカーで構成されている。そして、この14本は関西オープン優勝時から変わっていない。
そのなかで今大会の勝因に挙げるのはパター。「関西オープンの練習日にもらって、そのまま使って勝ちました」という1本が、オデッセイの『ストローク ラボ TUTTLE(タトル) CS』だ。それまでは同ヘッドでもダブルベントでオフセットのものを使用していたが、師事する阿河徹コーチの助言でセンターシャフトに強制変更したものだ。
独特の言い回しで表現するのが、藤本ならではのヘッドの動き。「うねらす感じで使っているぶん、パターがちょっとラグが出る。そうするとスピード感などが出にくくなる」。飛球線方向に対してフェース面がシャフトよりもかなり後方になることで、スイングが“うねる”ことでインパクトがズレるという。タイミングが合っていないことを見抜いたコーチのアドバイスによるセンターシャフト投入だった。
ドライバーからパターまでを見るとニューモデル、古いモデル、易しいモデルといったようにそれぞれのクラブに求めるものと合ったものがバッグイン。今大会では優勝争いのなかでスイングにも微調整を施すなど、技術向上にも余念なし。さらに、自分が納得して使っているギアは簡単には替えないというのも藤本の持ち味。強制変更となったこのパターも、きっと長くバッグの中に収まることになりそうだ。
【藤本佳則の優勝セッティング】
1W:タイトリスト GT3(9.0度/ツアーAD GC-7 TX)
3W:テーラーメイド Qi10(15度/ディアマナRF 80X)
5W:テーラーメイド M5(19度/ツアーAD DI-9 X)
3I:タイトリスト U505(DGツアーイシュー)
4I:ヨネックス EZONE CB702(DGツアーイシュー)
5I~PW:キャロウェイ Xフォージド STAR(DGツアーイシュー)
52度:ミズノ T22(DGツアーイシュー)
60度:タイトリスト WedgeWorks プロトタイプ(DGツアーイシュー)
PT:オデッセイ ストローク ラボ TUTTLE(タトル) CS
BALL:スリクソン ZスターXV