<日本プロゴルフ選手権 センコーグループカップ 3日目◇23日◇蒲生ゴルフ倶楽部(滋賀県)◇6991ヤード・パー72>
日本タイトル4冠がかかる25歳の蟬川泰果がトータル10アンダー・6位タイにつけた。最終日は首位と3打差から追いかける。
初日は「74」と振るわず、100位と大きく出遅れた。ホールアウト後、大雨の中で練習を敢行。左につかまりすぎていたショットを修正すると、2日目に「65」をマークして20位に急浮上。3日目は1イーグル・4バーディ・1ボギーの「67」と伸ばし、優勝を狙える位置まで順位を上げた。
週末にプレーするのは「3週間ぶり」。直近2試合の「中日クラウンズ」は棄権、「関西オープン」は予選落ちと苦しい流れが続き、今大会初日後は大きく落ち込んだ。だからこそ3日目は「楽しむことを意識してスタート」できた。
2番でボギーが先に来たが、「気持ちを切らさずにいいショットが打てた。パッティングもすごく良かった」。6番パー5では2オン1パットのイーグルを奪い、ギャラリーを沸かせた。
4つの日本タイトルのうち、「日本オープン」(2022年)、「ゴルフ日本シリーズJTカップ」(23年)、「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」(25年)をすでに制覇。今大会で勝てば、キャリアグランドスラム達成となる。「自分の気持ちを切らさなければ、おもしろい展開にできると思う」。
通算5勝のうち3勝がメジャーという“大舞台に強い男”。「メジャータイトルは本当に取りたい。4冠ももちろん意識している。このチャンスは年1回だけなので、ぜひものにしたい」と力強く意気込んだ。
これまでに日本タイトル4冠を達成しているのは、中嶋常幸、村上隆、片山晋呉、青木功、尾崎将司、尾崎直道の6人。蟬川は中嶋の30歳358日を上回る、25歳の史上最年少での快挙達成に挑む。(文・高木彩音)
