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今季“苦戦中”の昨年覇者・蝉川泰果が最終戦の“日本シリーズ”にかける想い「連覇したい気持ちはすごくある」

10月8日(火)、会場となる東京よみうりカントリークラブ(東京都)で「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の開催発表会が行われた。そこで昨年覇者の蝉川泰果が明かした大会への想いとは?

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年10月9日 08時30分

昨年覇者の蝉川泰果が最終戦への想いを語った
昨年覇者の蝉川泰果が最終戦への想いを語った (撮影:鈴木祥)

11月28日からおこなわれる「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は大会に先駆けて10月8日(火)、会場となる東京よみうりカントリークラブ(東京都)で開催発表会が開かれた。昨年チャンピオンの蝉川泰果がVTRで昨年大会の思い出や、今季これまでの自身のゴルフ、大会への意気込みを語った。

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プロ初優勝からおよそ8カ月間、なかなか2勝目を挙げられず苦しんでいたのが昨年。18番のウイニングパットを沈めると蝉川の目からは涙がこぼれた。「関西オープンで優勝してから、なかなか勝てなかったので最終戦で優勝できたことは本当にすごく“うれしかったな”というのが印象です」と振り返る。
 
大会には2022年から2年連続の出場。東京よみうりカントリークラブは最終戦にふさわしいと言っても過言ではない難セッティングで、「気が抜けないホールが多い」という印象を持つ。ドッグレッグ、ブラインドホール、アンジュレーションの効いたグリーンと「本当にコースがタイトで戦略もすごく考えながら18ホールをプレーしなければならない」と警戒する。
 
17番パー5はグリーンに近づくほど両サイドにあるバンカーなどの影響で狭くなっており、2オンをミスしたときのリスクが高く、成功すればイーグル、バーディチャンスとなる。18番パー3(224ヤード)は名物ホールで、グリーンは奥から早く、上につけてしまうとスコアを崩す原因に。最後まで神経が張り詰める戦いになるに違いない。
 
10日(木)から国内メジャー「日本オープン」に22年大会覇者として出場する。これまでの15試合ではトップ10入りが3度と、納得のいくゴルフができていない。「悔しいな、のひとことです」と表情を曇らせる。「本当だったら前半戦で優勝して、というのを考えていましたが、後半戦に入ってもゴルフがなかなか上手くいかないので、難しいなと思っています」。開幕前に立てた今季の計画通りに進められていないことに、ただただ悔いが残っていた。
 
最終戦前まであと4試合ある。「JTカップは連覇したい気持ちはすごくあるので。そこまでにはしっかり仕上げて行きたい」と今週からエンジンをかけていくつもりだ。

本大会に参戦できるのは、昨年大会覇者、今年のジャパンゴルフツアートーナメント優勝者、「カシオワールドオープン」終了時点の賞金ランキング上位20位の選手、ツアーメンバーで米国、欧州男子ツアーで優勝した選手、世界ランキング100位(ダンロップフェニックストーナメント終了時)までで、これらの条件の該当者を除くツアーメンバー上位3名が出場できる。24年度の日本ツアー“最強”になるのはだれなのか。(文・高木彩音)

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