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2児のパパ・竹安俊也が『61』で急浮上 大爆発の”引き金”は歴代賞金王を参考にしたパター?

2児のパパ・竹安俊也が『61』の大爆発。優勝戦線に浮上してみせた。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年5月19日 10時31分

<関西オープン 3日目◇18日◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)◇6869ヤード・パー70>

日本最古のオープン競技「関西オープン」の第3ラウンド。竹安俊也が10バーディ・1ボギーの「61」と圧巻のゴルフを披露。予選ラウンド後の29位タイから5位と優勝戦線に浮上してみせた。

自作キャップの『S』はシュンヤの“S”【写真】

「できすぎな感じでしたけど(笑)」。2日目の後半9ホールでも4アンダーでラウンドしており、いい流れのまま3日目を迎えていた。「本当にパターが調子よくて。ティショットも安定していて。何をやっても上手くいって、構えたときからイメージが出て、それ通りに打てるな」と完璧に近いプレーができた。

その一番の要因は、パターを『オデッセイ ストロークラボ TEN』に新調したことだった。「中日クラウンズ」の練習ラウンドをともに行った今平周吾が使用しており、打たせてもらったことがきっかけとなった。「めちゃくちゃ良くて、メーカーのひとに同じやつを作ってください」と注文。3試合目で「徐々にストロークしやすくなってきて、タッチなど上手く出せるようになってきました」と自身の感覚と噛み合ってきた。

竹安のなかではもともと使っていたパターは「自分の感性で打つという感じ」とストロークの調整が必要で悩むことが多かった。しかし35インチの”新パター”は「オートマチックに打ちやすい。構えたところに上げて下ろすだけ」と安定した動きを導き、今では大きな信頼をおいている。

「5メートルぐらいとか、いままでは寄せに行って、寄ったらいいなぐらいの感じだった」と入るイメージが湧かなかった距離も、いまは「上手くラインに乗せていける」と狙ったところにストロークがしっかりできている。「10メートルぐらいでも入るイメージが湧きます」とパット数は25で、後半は8回のパーオンに対して6回1パットで決めていた。クラブ変更のおかげでチャンスをモノにし、今回の好スコアにつなげた。

竹安は3歳と0歳の息子さんがいる。奥さんは大会前に「(最終日で)首位に3打差以内だったら応援にかけつけてくれる」と話していたという。単独首位の清水大成とは3打差。「このあと連絡します」と青森県の実家にいる奥さんに連絡。最終日は家族総出で竹安のツアー初Vを見守る予定だ。最終日は父親としてかっこいい姿を見せたい。(文・高木彩音)

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キャップの『S』は俊也(シュンヤ)の頭文字

キャップの『S』は俊也(シュンヤ)の頭文字 (撮影:ALBA)

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