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賞金王・金谷拓実が今季2試合目の国内参戦 米シード獲得に向けて「自分らしいプレーを貫きたい」

賞金王・金谷拓実がハードスケジュールの合間を縫って、今季2戦目に挑む。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2025年9月18日 11時00分

賞金王・金谷拓実が今季2戦目に挑む
賞金王・金谷拓実が今季2戦目に挑む (撮影:ALBA)

<ANAオープン 事前情報◇17日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7066ヤード・パー72>

米ツアーはレギュラシーズンを終え、来季のシード権などをかけた7試合の秋季シリーズ「フェデックスカップ・フォール」が先週開幕した。昨季の国内賞金王で米ツアーを主戦場とする金谷拓実は、秋季シリーズの空き週を利用して今季2度目の国内ツアーに出場する。

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昨年の米ツアー最終予選会を3位で通過して、米ツアーの出場権を獲得した金谷。今季は「ザ・CJカップ・バイロン・ネルソン」で5位、「3Mオープン」で7位と2度のトップ10入りをマークした一方で、15試合で予選落ちを喫するなど、現在のポイントランクは137位。100位以内に付与されるシード権獲得に向けて、秋季シリーズを戦っている。

初戦の「プロコア選手権」は予選落ち。2戦目の「サンダーソンファームズ選手権」(10月2~5日)まで期間が空くため、今大会にエントリーした。「今年たくさん試合に出て、感じることがすごく多かった」ことに加えて、この後も日米の往復があることから「その中でどういうプレーができるかというのもすごく大事なことだと思うし、今週すごく好きなトーナメントでもあるので頑張ります」。過密スケジュールでも出場を決めた。

米国でのここまでの戦いを振り返ると、「毎週毎週、いい勉強になっているし、少しでも毎日良くなるようにやっている。まだ6試合あるし、その中で結果を残せればいいなと思っています」と、逆転シードを目指して結果にこだわる。

今季は予選カットラインと近い位置での予選落ちも少なくない。「(予選を)落ちても(カットライン)ぎりぎりでやっているというのは大事なこと。それがワンランク上がれば(予選を)通って、週末にチャンスをつなげられる。トップの選手は本当にレベルが高い。まだ手応えは少ないけど、積み重ねだと思うのでしっかり続けていきたい」。高いレベルで揉まれながら、たくましく成長を続けている。

課題として挙げるのはアイアンショット。「向こう(海外)の選手のように打てれば、もっとチャンスが作れると思う。試合でしっかり経験して、やりたいことができればいいなと思いますし、それが結果につながれば。今週も自分らしいプレーを続けていきたいと思います」。米ツアーで結果を残すためにも、今大会で弾みをつけたい。

ちなみに今大会終了後は、来週中に渡米して秋季シリーズ2戦目に出場。その翌週に日本開催の米ツアー「ベイカレントクラシック」に出場するために帰国する。再び渡米して4戦目の「ブラックデザート選手権」(10月23~26日)にも参戦するが、その前に優勝していれば「マスターズ」の出場権もかかる「日本オープン」(10月16~19日)にも出場の意向を示した。

「自分が好きでやっているので」。日米を股にかける戦いも苦にせず、楽しみながら自分のプレーを貫く構えだ。(文・小高拓)

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