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石川遼は『72』と巻き返せず「練習場とコースで出るミスが違う」

2019年大会覇者の石川遼は2日目「72」。予選通過は絶望的となった。

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2024年7月5日 14時24分

石川遼は2日目「72」。予選落ち濃厚となった
石川遼は2日目「72」。予選落ち濃厚となった (撮影:上山敬太)

<日本プロゴルフ選手権 2日目◇5日◇富士カントリー可児クラブ 志野コース(岐阜県)◇7164ヤード・パー71、7201ヤード・パー72>

初日は123位タイと苦戦した石川遼。予選通過へ少しでもスコアを伸ばしたい2日目だったが、「伸ばす可能性を感じるような内容ではなかった」と2バーディ・3ボギーの「72」とスコアを1つ落とし、トータル5オーバーで予選落ちが濃厚となった。

うなだれる石川遼【写真】

出だし10番は幸先のいいバーディスタートを切ったが、15番パー3をボギーとして振り出しに。後半は2番でボギーとするも7番でバーディ。しかし、最終ホールで3つ目のボギーを叩き、連日のオーバーパーとなった。

初日から「練習場とコースで出るミスが違う」と口にしていたが、2日目も「2番も最終ホールもチーピンで、練習場で一球出るか出ないかみたいな球が出てしまう。ティショットだけでもやりきれれば…」と悔しさをにじませた。

さらに「日本プロ」初開催となった富士カントリー可児クラブも石川のプレーにブレーキをかけた。「初めて回るコース。『このクラブでここに打つ』であったり、ドッグレッグで『ショートカットしたらここに落ちる』ということを信じ切れなかったところもあった」。それでも「似たような状況は今後も訪れると思う。その時に成長できるようにしていくしかない」と前を向いた。

終始反省の弁を述べる石川だが、やはり練習場でのスイングをコースで再現できないことが一番の課題と繰り返す。「練習で出ているミスが本番で出て、ボギーであればいいんですが…。そこがまだまだかな」。悔しい結果となった国内メジャー2戦目。次戦に向けて「質の高い練習をする」と気持ちを切り替えた。(文・齊藤啓介)

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