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今年の“賞金王争い”はいったいどうなる? 現在1位の平田憲聖は冷静「結果はついてくる」

賞金王争いが佳境を迎えている。平田憲聖、金谷拓実がタイトル獲得へ意気込みを語った。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年11月14日 08時00分

<ダンロップフェニックス 事前情報◇13日◇フェニックスカントリークラブ (宮崎県)◇7042ヤード・パー71>

国内男子ツアーは今大会を含めて残り3試合。今年の“賞金王”決定へのカウントダウンが始まっている。現在1位に立つのは、今季4勝で1億793万6879円を稼いでる平田憲聖。2位の金谷拓実(1億124万7222円)に668万9657円の差をつけている。

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ここから最終戦まで優勝賞金4000万円の高額大会が続く。今季5勝目がかかる平田は賞金王になるために最低でも「上位でフィニッシュすること」が重要と考えている。「そこは自分との戦いだと思う。自分のゴルフをして、(週末に)優勝争いができるように」。“逃げ切り態勢”を盤石なものにしたい。

今大会は、昨年7位タイで終えているが「そんなにいいイメージがなくて、 最終日の最終ホールもボギーを打ったことはすごく覚えている」と後味の悪さが印象に残るほど。「去年はよかったけど、今年はセッティングも多少は変わっている。どうなるかはわからないけど、自分のベストを尽くしたい」。今できるパフォーマンスを、しっかりと全うする。

結果次第では、金谷に賞金額で逆転を許すケースも考えられる。しかし「焦りとかは特にない」と冷静。「(試合が)少なくなってきて、1試合で決まってしまうケースも、結果によってはあると思う。でも、いいゴルフをして、いい順位で戦えることができれば、 結果は必然的についてくるのかなと思う」。目の前に一打に集中し、結果、自身が目標とする“てっぺん”の座を守りきりたい。

対する金谷は2年連続で賞金王争いをしているが、心がけるのは「どんな状況でも、自分らしいプレー」とスタイルは変わらない。「一生懸命やるのが自分のモットー。もちろん優勝を目指してここに来ているから、それがしっかり今週もできればいいなと思います」。言葉では“賞金王”と発さないが、今大会で4000万円を獲得しての逆転を、しっかりとイメージする。

前戦の「三井住友VISA太平洋マスターズ」終了時点で、賞金ランク1位だった選手に与えられる米国男子ツアーの最終予選会への出場資格を獲得した平田は「出ます」と力強く明言。そして、今季の全試合終了時点で1位の選手は来季のDPワールド(欧州男子)ツアーの切符を得ることができる。昨年賞金王になった中島啓太はその権利を使い、今年は欧州を主戦場にしている。来年、そこに続くのはだれなのか。僅差の決戦とあって、最後の最後まで目が離せない。(文・高木彩音)

シード争いも佳境! 現在の状況は?

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