“68”“72”そしてこの日は“75”。初日から変わらず大ギャラリーを引き連れたアダム・スコット(オーストラリア)だったが、大歓声が多くのため息に変わる苦しいラウンド。2バーディ・3ボギー・2ダブルボギーのトータル5オーバー47位タイと下位に沈んだ。
「Play to Win」アダム・スコット、日本オープンへの強い思い
1番から会心のティショットで約330ヤードを飛ばすも、長尺パターから放たれるボールが思うようにカップの底を叩かない。500ヤード超えの2番パー4ではピン奥5メートルからファーストパットを1メートルオーバーさせると、返しも外してダブルボギー。9番ではティショットをOBとして2つ目のダブルボギーを叩いて、上位の背中は遥かかなたにかすんだ。
今大会前は台風19号の影響で来日が前日までずれこみ、ほぼぶっつけ本番で難コースと対峙した。初日は2アンダーをマークしたものの、難度を上げた2日目以降は準備不足も手伝って伸び悩む展開が続いた。
300ヤードを超えるドライバーショットも、ドッグレッグが多くフェアウェイが狭いコースにアドバンテージを作ることができない。「コースに対する戦略を誤った。積極的に行き過ぎたので、もう少し堅実にプレーをすべきだった」とゲームプランの選択ミスを悔やんだ。