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中西直人のバッグを担ぐ植村啓太コーチ 初日から言い続けてきた「散歩だよ」の意味

中西直人のバッグを担ぐ植村啓太コーチ 初日から言い続けてきた「散歩だよ」の意味

配信日時:2022年11月13日 08時40分

ギャラリーに応える中西直人と、盛り上げる植村啓太コーチ
ギャラリーに応える中西直人と、盛り上げる植村啓太コーチ (撮影:上山敬太)
三井住友VISA太平洋マスターズ 3日目◇12日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

ここまでの獲得賞金は440万円でランキング96位と、3季連続の賞金シード獲得に向けて厳しい戦いが続いている中西直人。今大会では3日目を終えてトップと4打差のトータル6アンダー・4位タイとV圏内にいる。

中西直人はサムズアップで「ギャラリーの方、全員に応えたい」【大会写真】

今季は20試合に出場して、予選通過は6回。最高成績は4月の「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」の10位タイで、トップ10に入ったのはその一回のみ。80以上のスコアを打った日は3回あり、明るいキャラクターとは裏腹に暗いシーズンを送っている。10月の「ZOZOチャンピオンシップ」と「日本オープン」は出場権がなく、2週間はオープンウィークとなった。そこで思い切ってスイングを見直したことが、好調なプレーにつながっている。

中西のコーチを務め、今大会ではキャディバッグを担ぐ植村啓太氏はいう。「前からフェースをシャットに使い過ぎと指摘をしてきたんですけど、オープンウィークに堀尾研仁さんのスタジオにあるギアーズで計測したら、数字にもそれが出た。本人もデータを見せられて合点がいったというか、一致したんですよね」。

ギアーズはモーションキャプチャ技術を使って、全身の動きとクラブの動きを3D化して解析する装置。効率的な動きに比べて、自分のスイングがどうなっているのかを細かく知ることができる。中西はどんな症状だったのか。「スイング中にフェース面がクローズになりすぎていたんです。なので、ハンドファーストにインパクトしてグヮーンと強くて低い球が出るか、それを嫌がって球を浮かそうとして右に行っちゃうか、どちらかだったんです」と植村氏はいう。

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