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河本力が“震える”ウイニングパットを沈めて初優勝 姉・結へ「いい誕生日プレゼントになった」

河本力が“震える”ウイニングパットを沈めて初優勝 姉・結へ「いい誕生日プレゼントになった」

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年8月28日 17時15分

ウイニングパットを沈めて、静かに右のコブシを突き上げた
ウイニングパットを沈めて、静かに右のコブシを突き上げた (撮影:上山敬太)
Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日◇28日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7191ヤード・パー72>

最終18番ホールでの約3メートルのウイニングパット。22歳のルーキー河本力はこれを沈めると、目をつぶって右のコブシを静かに突き上げた。優勝インタビューでは「プロになってから最終日最終組が初めてで、こんなに苦しい戦いとは知らなくて…素直にすごくうれしいです」と語った。

石川航と抱き合う河本力の目には涙【大会写真】

首位のイ・サンヒ(韓国)と1打差の2位でスタートした河本だったが、4、5番で連続ボギーとして後退。トーナメントは一時、大混戦の様相を呈した。しかし、続く6番パー5で本日最初のバーディを奪うと、9、10、12番でもバーディ。トータル16アンダーまで伸ばし、後続に3打差をつけて単独トップに立った。

だが、このまま簡単には逃げ切らせてもらえない。サンヒが13、14番のバーディで息を吹き返し、難関の16番でもバーディを奪うと、同じ16番で短いパーパットを外した河本とトータル15アンダーで並んだ。

トップタイのまま迎えた最終18番パー5では、サンヒのティショットは左のカート道に跳ねるトラブル。河本はフェアウェイをキープした。先に左のラフから2オンを狙ったサンヒのボールは、グリーン右手前のバンカーへ。河本はアイアンで2オンを狙える距離だったが、これを右プッシュする痛恨のミス。

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