またパターへのこだわりもある。マレット形状のオデッセイ『ミルドコレクション
TX6M』を3年間使用している。ヘッド形状だけでいえば7年変わっていない。「試合で緊張した場面になると開いて当たりやすくなります。あのパターはつかまりがいいので、うまく調整できるのだと思います。他のパターも試すことはありますが、あのパターがいいなと思っています」。大事な場面でミスをカバーしてくれる良さがあるから手放せない一本になっている。
今回でツアー通算2勝目を挙げたが「緊張する場面だと、思ったようなゴルフができないんです」と話す。緊張した場面でもそれを補える考え方を持っているからこそ第一線で戦えるのだろう。逆に今回の優勝は周囲には勝負強さを印象づけたといえる。(文・小高拓)
