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24歳の西山大広が完全優勝で下部初V 「今の流れで2勝、3勝したい」狙うは“久常ルート”

24歳の西山大広が完全優勝で下部初V 「今の流れで2勝、3勝したい」狙うは“久常ルート”

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年6月11日 08時00分

ABMEA賞金王、年間3勝を目指す西山広大(提供・JGTO)
ABMEA賞金王、年間3勝を目指す西山広大(提供・JGTO)
LANDIC CHALLENGE 9 最終日◇10日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7125ヤード・パー72>

初々しくも貫禄の初優勝だった。初日から首位を守っていたプロ4年目の西山大広(たいこう)は、2位に2打差で最終ラウンドをスタートさせた。3バーディ・ボギーなしの「69」と3つ伸ばして、トータル10アンダー。危なげない内容で2位に6打差をつけてABEMAツアー初Vを完全優勝で遂げた。

300ヤード越えの19歳・久常涼のスイング【連続写真】

西山を追ったのは東北福祉大学同期の野呂涼。野呂が1番でバーディを奪い1打差に迫ったが、西山は2番で10メートルの長いバーディパットを沈めて突き放す。野呂が3番でボギーを叩くと、西山は5番でバーディを奪って差を広げる。その後は長いバーディパットも“お先”の距離までしっかり寄せるなど、ピンチらしいピンチがなく終盤までリードを保った。

「3日間ティショットがあまり曲がった記憶がなく、ほぼ真っすぐ飛んでいました。3日間ボギーが3つだったので、安定したゴルフができました。腰の負担を減らすために今年からロングパターに替えていますが、それがうまくハマってくれました」。ショットの安定感と、大学時代に痛めた腰をケアする意味でも取り入れた長尺パターがかみ合ったと振り返る。

中継のゲスト解説で優勝を見届けたツアー通算6勝の平塚哲二は「ショットが安定しているからスキがない。ストレスのかかる長いパーパットも打っていませんでした。何勝もしている選手のような戦いぶり」と西山のゴルフを称賛した。

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