昨年ツアー通算6勝目を挙げた飛ばし屋の渡邉彩香。アイアンでは高弾道の球を打つ彼女のアイアンスイングを、大西翔太コーチに詳しく分析してもらった。
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高いトップからヘッドを低い位置に下ろし、ややアウトサイド・インに振り抜いて、安定したフェードを打つのが渡邉プロのアイアンショットの特徴です。
まずはテークバックから。長い手足を生かし、アップライトに振り上げて、捻転差の大きいトップを作っています。手元が高くなっても、グリップが体の正面にキープされているため、スイング軌道が安定します。
ダウンスイング以降では、高い位置からヘッドを落とすことでヘッドスピードを生み出しています。タメ過ぎないため、スイングアークが大きくなり、入射角が緩やかになるメリットがあります。
一番特徴的なのが、ダウンの途中から左ツマ先を開きつつ、後方に引いていく動きです。スピードアップさせながら手元の通り道が確保されるため、低く長いフォローが出せます。
左足を引きながら振り抜く動きは難しいですが、次のドリルを行うと効果的です。アイアンを短く持って、グリップエンドをお腹に付けた状態でシャドースイングを行いましょう。左足を引きながらスムーズに振り抜けるようになると、正しいフォローの形が身に付くはずです。
■渡邉彩香
わたなべ・あやか/ 1993年生まれ、静岡県出身。女子プロ屈指の飛距離を武器に、2025年は3年振りのツアー6勝目をマーク。大東建託所属。
■大西翔太
おおにし・しょうた/ 1992年生まれ、千葉県出身。青木瀬令奈の帯同キャディを務めるツアープロコーチ。最新理論に精通し、女子プロのスイング、マネジメントを熟知する。
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