フェースにカップをつけてスクエアを体に覚えさせる
上達するための練習器具を考え、それを形にするのが趣味という前田さん。子供がゴルフクラブでボールを拾っている時に、閃いたという練習方法がヘッドにプラスチックカップをつけてボールを拾うことだった。「ボールを拾う瞬間は綺麗なハンドファーストになっていて、これをレッスンで応用できないかと思ったんです」。
周知の通り、ボールが飛び出す方向はインパクトでのフェース向きに影響される。ドライバーなら85%、アイアンでは75%で、残りは軌道が関係してくる。「フェースの向きを可視化できれば練習効率が上げられます。前傾や手の位置でフェース向きは変わってきますが、ヘッドにカップをつけることで意識付けができ、フェースをスクエアに使う感覚がつかみやすくなります」。バックスイングやダウンスイングで、シャフトが地面と平行になったときや、腕が地面と平行になったときなど、チェックポイントを設けて素振りを行い、フェース向きを確認することで極端にフェースを閉じる、開く動きが徐々に修正できる。
フェースの動きがつかめてきたら、インパクトでスポンジボールをカップで拾う第2段階ヘと移行する。「フェースにつけられたカップでボールを拾うには、シャフトを傾けなければならず、自然とハンドファーストのインパクトが身につきます」。カップをフェースに取り付ける際には、角度の異なるアタッチメントが4種用意され、スキルに応じた効率的な練習をすることができる。
「上達の過程で避けては通れないのがフェースの向きの意識です。フェース面を意識するのは難しいことですが、カップをつければどこを向いているのかわかりやすくなります。またボールを拾う練習は、楽しくできるので幅広いゴルファーが上達のきっかけにして欲しいです」。
ただ打つだけでは分かりにくかった、フェース向きやハンドファースト。今度こそ自分のものにできるだろう。
最優秀賞を決める最終審査は、4月4日土曜19時から生配信にて行われる。日本プロゴルフ協会のホームページから審査の瞬間を見届け、ベスト理論にあなたの1票を投じてみよう。