2025年レギュラーツアー初のトップ10入りで、初優勝を飾った稲垣那奈子。フェードが持ち味の彼女のアイアンスイングを、大西翔太コーチに詳しく分析してもらった。
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ややアウトサイドからクラブを下ろし、鋭く左に振り抜くことで強いフェードを打っている稲垣プロ。フェースをシャットに使って巧みにボールをコントロールしているのが彼女のアイアンの特徴でしょう。
最初に目に付くのがアドレスの形。ヘッドをやや浮かせて手首とシャフトに角度を付けて構えることで、ややアウトに上げやすい姿勢を作っています。ヘッドを浮かせるのは、やや上から打ち込むイメージを出す効果もあります。
シャットフェースを作り出しているのは、トップの形。手首をしなやかに使い、左手首を掌屈することでフェースを閉じながらテークバックしています。掌屈することで、コンパクトなトップも作りやすいはずです。
彼女のようなフェードヒッターは、ダウンスイングで右腕よりシャフトが上に来るのが特徴といえます。ややアウトサイド・インに振り抜くことで、確実に左に打ち出して右に戻せる弾道を作り出しています。
彼女のようなアウトサイド・イン軌道を体感するなら、右足を引き、カカトを少し浮かせて素振りをしてみましょう。左足1本で立つイメージになり、右肩を前に出さずに、しっかりインに振り抜く感覚が分かります。右肩の位置をキープすることを心がけてください。
■稲垣那奈子
いながき・ななこ/ 2000年生まれ、埼玉県出身。2025年レギュラーツアー初のトップ10が初優勝だったシンデレラガール。三菱電機所属。
■大西翔太
おおにし・しょうた/ 1992年生まれ、千葉県出身。青木瀬令奈の帯同キャディを務めるツアープロコーチ。最新理論に精通し、女子プロのスイング、マネジメントを熟知する。
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