「“スイングを変えずにスコアアップ”が私のモットーです」というのは、元賞金王のキャディを務めた出口慎一郎氏だ。現在はメンタルコーチとして岡田晃平、阿部未悠らをサポートする同氏に、重圧のかかるティショットの狙い方を聞いた。
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左に池、右にOB、キャリーポイントにバンカー……。ティイングエリアに立ってコースを眺めると、その景色に圧倒されてプレッシャーを感じ、本来の力を発揮できなくなった経験がある方も多いはずです。
景色からプレッシャーを感じるシチュエーションでは、指でつくった輪の中からコースを見るのがオススメです。視界を狭くしてハザードが目に入らない状態でターゲットを見るだけで、プレッシャーを感じにくくなります。いつも通りのスイングをしやすくなり、ハザードやOBにボールが消える確率を減らせます。
指でつくった輪の中からコースを見る方法は、広々としたフェアウェイに向かってティショットを打つときや、パー5のセカンドなどでレイアップするときにも有効です。プレッシャーがない状態は、かえって気が緩んでミスしやすくなるもの。視界を狭めてターゲットを絞ることで、ほどよい緊張感でショットに臨めるため、不用意なミスを防ぐことになります。
また、ほかにもプレッシャーを減らす考え方があります。ティショット時に右に池があると、「入れたくない」と考えがちです。しかし、この思考は池にNGである「意識の旗」を立てることになり、池のプレッシャーを増幅させます。目標地点にOKの旗を立て、「どうすればフェアウェイに打てるか」とフェアウェイを意識して考えることで、スムーズにスイングできるようになるので、一度試してみてください。
解説:出口慎一郎
いでぐち・しんいちろう/1983年生まれ、長崎県出身。2020ー21シーズンはチャン・キムの専属キャディとして賞金王獲得に貢献。現在はメンタルコーチとして岡田晃平、阿部未悠らをサポートしながら、プロキャディ業も続ける。