今季、メルセデス・ランキング2位、パーオン率7位と、年間女王を狙える位置につけている菅楓華。安定したプレーを支えるアイアンショットで、大切にしているポイントを聞いてみた。
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アイアンは、ダウンブローに打ち込むクラブです。アッパーやレベルをイメージするウッドやUTとは違って、しっかりと上から打ち込んでいくことでスピンが効き、ボールが高く上がります。そのために私は、アドレスの段階から「左の壁」を意識しています。
最初から左側に壁を作り、テークバックを始める前から、すでに左にどっしりとした支えを感じておく。そして、そこから離れないようにスイングするのが、私の決まり事です。
体が浮き上がってしまうのが、一番嫌なミスなんです。右に大きくブレると、どうしても弾道のイメージが作りにくくなります。そのためにも、最初から左の壁をしっかり感じておくことが、大切な準備になるんです。
体重移動については、あまり深く考えたことがありません。切り返しから左足に乗るというイメージは漠然とありますが、「このタイミングで、これだけ乗る」といったものはなく、「上げたら下ろす」というシンプルな意識で振っています。余計なことを考えると、かえってスイングが複雑になってしまうと思っています。
トップでも、右足に大きく乗っているという感覚はあまりありません。左の壁から離れずに体を回し、クラブを上げて、下ろしていく。その流れの中に、自然と左右への体重移動が含まれているように感じています。
この「左の壁」の意識は、アイアンだけのものではありません。ほぼすべてのクラブで同じ意識を持っています。壁を作ると下半身がしっかり固定されるので、スエーが起きにくくなります。足元がブレなければ、上半身も余計な動きをしなくて済みます。結果として、安定したインパクトにつながっていくと考えています。
■菅 楓華
すが・ふうか/2005年生まれ、宮崎県出身。23年11月にJLPGAプロテストに一発合格。2025年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で初優勝。今季は「台湾ホンハイレディース」で優勝、トップ10入りも10回を超え、年間女王を目指す。ニトリ所属。