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アプローチのロブショットはフェースを開いてカット軌道に振る【8回目】

植村啓太がアプローチに悩むアマチュアのためにイチから教えてくれる新コラム。今回はロブショットについてお話します。

配信日時:2017年5月16日 21時16分

ロブショットはスタンスはやや広めでハンドダウンに構える


球を高く上げたいならフェースは開いて上げる

手元は低くして構えるのが大切
フェースを開いたぶん、体は左に向けて構える
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手元は低くして構えるのが大切
 今回はロブショットをお話しします。池超えやバンカー超えなどで高く球を上げてボールを止めるショットを打ちたくなりますね。このショットは危険で球を上げようとトップしたり、下をすくったりしてダフることもある難しいショットです。

 使用するクラブはロフトのあるSW。アドレスではフェースを開いて上に向けます。手元はハンドダウンで構えましょう。手の位置を上げるとロフトが立ってしまいます。スタンス幅は大きな振り幅に対応するように広めに取りましょう。ハンドダウンで構えるので、ヒザは曲げて腰を落として構えます。ボール位置はフェースは開いて右に向けたぶん、体は左に向けてオープンスタンスで構えます。でも、ボール位置は自分から見たら真ん中です。

ロブショットには手首を使うものとカット打ちの2パターンがある

カット軌道に振るショットは右手首を手のひら側に折って振る

カット軌道に振るショットは右手首を手のひら側に折って振る

 スイングは何パターンかあります。まず1つ目は基本的な打ち方です。テークバックでフェースを閉じることはミスの元。フェースを開くようにして構えたのにロフトが立って当ってしまいます。フェースは開きながら上げましょう。そのまま手首の角度を変えずに振る。これが1つ目の基本的な打ち方です。

 もうひとつはフェースを開いて上げたらわざと手首を使ってカット打ちように振っていきます。そうすると、左ヒジを引いて振ると球が高く上がってスピンがかかります。これはかなり難易度が高いショットです。フェースは最初は大きく開いて練習せずに少しずつ開いて練習するようにしましょう。

植村啓太氏プロフィール

植村啓太
(K's Island Golf Academy)

1977年5月27日生まれ。現在では立山光広、菊池純、額賀辰徳のコーチを担当。また慶應義塾大学体育会ゴルフ部のテクニカルコーチを務め、自身が主宰する「K's Island Golf Academy」を世田谷にあるオークラランドでスタート。現在は代官山にメンバーシップアカデミーの「代官山スタジオ」をオープン。また大阪にあるゴルフ&ボディスタジオ「GOLDIA」で、自身初のプロデュースを手掛ける。

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