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第11回/【プロ級バックスイング・壁ドリル】カーリングで究極の縦振りを!

元日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロ、現在アメリカの日本食レストランチェーンCEO。異色の経歴を持つTOSHI HIRATAが30年のレッスン経験の集大成を語る。超DEEPな骨太スイング論をアメリカからお届け!

配信日時:2017年4月5日 18時32分


前回のおさらい。あなたは肩甲骨が緩んでいませんか?

前回、スイング中に肩甲骨をゆるめるな!と題してレッスンを行いました。

この大切なスイングの要とも呼べる「肩甲骨を緩めない」とは?今回レッスンに入る前にもう一度動画で復習してください。これは数年前にYouTubeに上げた動画をご覧ください。(なにぶん初期のデジタルカメラでの撮影の為、かなり雑音が入りますがご容赦を)

あなたのバックスイングのイメージは?

さて、それではこの大切なスイングの要とも呼べる「肩甲骨を緩めない」とはどのようにすればいいか?を紹介する前に皆さんにお聞きします。

テークバックはどこに気をつけて行っていますか?多くのレッスン書でも様々な情報が飛び交っているのがテークバックの上げ方です。自分でコントロールできる部分なので情報が飛び交いやすいのかもしれませんね。ざっと挙げると、

・右足の前まで真っすぐ、そこからインサイドに腕を上げる。
・飛球線に対してヘッドを出来るだけ真っすぐを意識。
・自分の右耳に向かって上げる。
・円運動なのだから身体に沿ってインサイドに上げて行く。

どのイメージが近いでしょうか。それとも、ここにはない独自の方法でしょうか?

これらはすべてツアープロやレッスンプロの感性の言葉で書かれたもので、どれも真実でありながら、どれも誤解を招くものばかりです。なぜならPGAのツアープロ達でさえ、その方法は千差万別だからです。

「それなら…自由に上げて良いのか?」と聞かれれば、「皆さんの場合は自由に上げるのはやめてください!」と私は応えます。PGAプロはバックスイングやその切り返しにおいては様々ですが、そこからオンプレーンに戻す彼ら独自のやり方を身につけています。それはある種“天才的な動き”でもあるのです。

【インサイドに上げて行くフラット派】
セルジオ・ガルシア、リッキー・ファウラー、ジョン・ラーム、ダニエル・バーガー...

【飛球線に対して上げて行くアップライト派】
ダスティン・ジョンソン、ジャスティン・トーマス、バッバ・ワトソン、ジム・フューリック...

色んなバックスイングのパターンがあり、それを挙げていくと本当にきりがありません。そして、トッププロの感性から来る言葉ほど当てにならないものはありません。しかし皆さんは「トッププロの意見だから」と耳を傾けてしまいます。

たまたまその言葉が皆さんの感性と合致すれば問題はないのですが、多くの皆さんは間違った解釈や、たとえそれが間違っていなくとも皆さんの身体に合わない方法を選択している場合が多いのです。

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