飛ばしの正しいトップの位置を見つけよう
右手で素振りして振りやすいトップの形を探そう
テークバックで両腕を伸ばしたまま、クラブを上げると自然と左肩が回ります。下半身は動かさずに右足の付け根にズボンのシワが寄るようにトップを作るといいでしょう。いきなり、手だけでクラブを上げてしまうと、飛ばしの正しいトップの形ができにくくなります。右腰までクラブを上げた後にトップまでクラブを上げていくときに、右ヒジは自然に曲がっていきます。その時にこのタイミングでコックするとかを確認するには、右手だけでテークバックする素振りで確認しましょう。テークバック中で自然にコックは行われるはずです。意識しないで手首をリラックスしてテークバックすればいいのです。
次は正しいトップについてお話しします。トップの手の位置は低すぎても高すぎてもダメです。自分が一番振りやすい位置がいいです。振りにくいトップの位置から飛ばすのは到底無理です。それを探す練習が大切なのですが、右手だけでクラブを上げる練習をしてみましょう。自分がどこに振り上げると振りやすいかを素振りで確認しましょう。ここで腕が突っ張っていたり、手首が突っ張っていたりしたら振りにくいと感じるはずです。ヒジは軽くゆるめて手首や両肩はリラックスさせる。そしてトップから右手で振り下ろす動作をしてみて、振りやすいトップの位置を確認しましょう。右手だけの素振りをすると、両肩は自然と回っており、この形に右手に左手をつけると飛ばしのトップが完成します。テークバックでは両腕の三角形はそのままにして、トップは自分の振り下ろしやい高さに収めることが大切なのです。
植村啓太氏プロフィール
(K's Island Golf Academy)
1977年5月27日生まれ。16歳からゴルフを始め、23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。現在では立山光広、菊池純、額賀辰徳のコーチを担当。また慶應義塾大学体育会ゴルフ部のテクニカルコーチを務め、自身が主宰する「K's Island Golf Academy」を世田谷にあるオークラランドでスタート。現在は代官山にメンバーシップアカデミーの「代官山スタジオ」をオープン。また大阪にあるゴルフ&ボディスタジオ「GOLDIA」で、自身初のプロデュースを手掛ける。