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ALBA729号〜藤田寛之「右手を下から握れば高い球」

ALBA729号〜藤田寛之「右手を下から握れば高い球」

配信日時:2017年2月5日 09時00分

ALBA729号(7月4週号)巻頭特集のテーマは「打てたぞ!ゆっくり飛んで落ちてこない凄い球!」。飛ぶと噂の新しいドライバーを買ったのに、イマイチ飛ばない。もしかしたら、ドライバーの性能を殺してしまっているのかも。高梨沙羅のようにゆっくり飛んで落ちてこない伸びる球が打てれば、もっと飛ばせる。20ヤードアップも夢じゃない。

右手を下から握れば高い球!

ふじた・ひろゆき〜1969年生まれ、福岡県出身。フェードボールを武器に、ツアー通算18勝をマーク。12年には初の賞金王も獲得。正確なショットは健在

ふじた・ひろゆき〜1969年生まれ、福岡県出身。フェードボールを武器に、ツアー通算18勝をマーク。12年には初の賞金王も獲得。正確なショットは健在

「アマチュアが最新モデルを使っても飛ばせないのは、カット軌道のスイングが原因」というのは藤田寛之。カット軌道を修正するコツは右手の握り方にあるという。
クラブをインから下ろし、レベルにとらえよう

私はこれまで、フェードを武器にツアーを戦ってきました。ところが、ヘッドが大型化したことで、持ち球のフェードがコントロールしにくくなっているんです。

フェードはややカット軌道でボールをとらえますが、最新ドライバーはターンがゆるやかな半面、いったん加速がつくと一気にヘッドが返ってしまう。

ボールを左に置いて、カット軌道で打とうとすると、インパクトでフェースがかぶります。そのまま左に真っすぐ飛ぶか、左に出て左に曲がるボールが出てしまうんです。

つまり、カット軌道は最新ドライバーの性能を活かせないんです。アマチュアに多いのが、飛ばそうとして上体に力が入り、右腕がかぶってカット軌道になるパターン。

右腕がかぶらないようにするには、グリップを作るときに右手をヨコか、もしくは下から握るようにしましょう。インサイドから下ろせて、レベルにボールをとらえられるので、“高打ち出し&低スピン”の、飛ばせる弾道がやさしく打てますよ。
「握手をする感じで横から握るのがベストですが、右腕がかぶりやすい人は下から握るぐらいのイメージでもいい。飛球線後方から左ヒジが見え、両腕の関係が変わらないように振ります」

「握手をする感じで横から握るのがベストですが、右腕がかぶりやすい人は下から握るぐらいのイメージでもいい。飛球線後方から左ヒジが見え、両腕の関係が変わらないように振ります」

右ヒジが前に出ないように下から握ります
後方から見たときに左ヒジが隠れてしまうのは、右腕がかぶっている証拠。「右手のグリップを上から握ろうとすると、右サイドがかぶってしまうので注意」

後方から見たときに左ヒジが隠れてしまうのは、右腕がかぶっている証拠。「右手のグリップを上から握ろうとすると、右サイドがかぶってしまうので注意」

頭を後ろに残して構えよう

「右腕がかぶって、体が左に突っ込みやすい人は、ボールを中に置き、ヘッドを真っすぐ上げた後、顔を右にズラして構えるといい」
「ドライバーはボールを左に置きたくなりますが、これだと右ヒジが前に出る。結果、右腕がかぶってカット軌道になります」

見だし/この特集が掲載されたのは…

ALBA729号…表紙はアン・シネ。

●巻頭特集…打てたぞ!ゆっくり飛んで落ちてこない凄い球!
●特別企画…本気で考えるバンカー読本
●特集企画…バシャッと打たずにポーンと上げる〜ソフトロブなら夏ラフでもピタッと寄る!

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