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ALBA721号〜田中秀道「左のカベでタメを作る〜体重を左に乗せずに振ってみよう」

ALBA721号〜田中秀道「左のカベでタメを作る〜体重を左に乗せずに振ってみよう」

配信日時:2017年12月20日 08時00分

ALBA721号(3月2週号)の巻頭特集は「飛距離が伸びる ダウンの形を見つけたぞ」。自分の連続画像(写真)を見てガッカリした経験はありますよね…お世辞にもカッコいいとは言えない姿に。元サッカー日本代表の福田正博さんがアマチュア代表として、現代クラブでの「タメの形」を学ぶ構成となっており、さまざまなドリルが掲載されているが、そのなかから田中秀道のワンポイントレッスンを紹介!

「タメの力」で世界と戦ったヒデミチさん、教えて!

田中秀道(たなか・ひでみち)/71年生まれ。広島県出身。166センチと小柄ながらタメてヘッドを走らすドローボールを武器に米ツアーで活躍。日本ツアー通算10勝

【極意1】手元を落とすスペースを作る〜ボールから離れてみよう

タメられない原因はボールとの距離が狂うからだ、と指摘するのは田中秀道。「ボールに近く立つと、プロでもタメはできません」。詳しく教えてもらおう。

手元が低く入ればほどかなくて済む

166センチの体で米ツアーの巨漢と渡り合った田中秀道。ダウンのタメからヘッドを走らせて打つドローボールは見る者を釘付けにした。タメの先生にはピッタリだ。

「一番大事なのは、ボール位置。ほとんどのアマチュアは当てたい、打ちたい意識が働いてボールに近く立ってしまいます。こうなると、体を使えず手を振るスペースができないので手元が浮き、ボールに届かせようとタメがほどけてしまうんです(田中)」

トゥダウンが大きくなり、飛距離も出ない。思い切ってボールから離れて立つことが改善策だ。

「連続素振りをしてボールとの距離を体で覚えて下さい。適正な距離を取ることで懐が深くなり、スムーズに体が回転。手元が低く入ってくるのでタメをほどかなくてもボールに届くんです」

【極意2】左のカベでタメを作る〜体重を左に乗せずに振ってみよう

両足の間隔を狭めれば左足に乗れず、タメたまま下ろせる。体重移動は“右→左”ではなく“右→右→左”。最後の左は意識せず、クラブに引っ張られて左に動くくらいでいい。右→左の体重移動だと体が開きやすく振り遅れる。間に合わせるには早くリリースしなければならずタメがほどける

両足の間隔を狭めれば左足に乗れず、タメたまま下ろせる。体重移動は“右→左”ではなく“右→右→左”。最後の左は意識せず、クラブに引っ張られて左に動くくらいでいい。右→左の体重移動だと体が開きやすく振り遅れる。間に合わせるには早くリリースしなければならずタメがほどける

右足体重インパクトなら振り遅れない

ダウンで上体が早く開き、手と体の同調が崩れるのが振り遅れ。フェースが開き、タメがほどけやすい。

「ボールを叩きにいけば、上体が左に突っ込み振り遅れます。同調もなくなり回転も止まる。つまり、左に乗るとインパクトに間に合わなくなるので、タメをほどいてしまうんです(田中)」

両足を揃えて打てば、左のカベができ、タメたまま下ろせるという。

「ダウンではボールの右サイドにいるのが世界基準。右サイドにいる間にシャフトがしなって下りて、しなり戻ってボールをとらえます。体重移動は右→左ではなく、バックスイングで右、ダウンスイングも右、インパクト後に左。ですが、最後の左は意識しなくていい。クラブに引っ張られてから乗るくらいでOKなんです(田中)」

<左のカベを作るドリル1>右足を引いてボールを打つ

クローズスタンスで打てば体の開きが抑えられるので右足の上でタメたまま下ろせる。弾道の高さは気にせず、つかまったフック回転のボールを打つことを目指したい。

<左のカベを作るドリル2>クラブを首に巻きつけてから左に乗る

左に乗る意識は持たなくていいという田中。打ち終わった後に左足で立てていればいいわけで、シャフトが首に巻き付いてからでも決して遅くはない。

この特集が掲載されたのは…

ALBA721号…表紙は松山英樹
●巻頭特集…飛距離が伸びるダウンの形を見つけたぞ
●特集企画…しっかり振り切れる!スイングリズムは4拍子だった
●特別企画…これであなたもマツヤマニア「特盛り!松山英樹」
●ギア企画…メーカー騒然!本誌名物大好評企画「ボール統一表2017」

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