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インターロッキンググリップがスライスの原因【動画コラム26回目】

「右手のゴルフ」を提唱し、「体重移動」「ボディターン」など従来の理論ではアマチュアは打てないと語る片山晃。今回はインターロッキンググリップについてお話します。

配信日時:2017年8月27日 15時00分

ウィークグリップではコッキングができない

右手を横からグリップするのがウィークグリップ

右手を横からグリップするのがウィークグリップ

 右手のゴルフでは、左手は上から握るストロンググリップと指導していますが、インターロッキングで握るとウィークグリップになりやすいんです。

 これでは、せっかく右手が使いやすいストロンググリップが崩れてしまいます。手首で行う、コッキングとヒンジングが出来ないので、フェースローテションも出来ません。

 そうなると、飛ばないスライスボールしか打てなくなってしまいます。

手首が使えないグリップだから飛ばないし曲がる

インターロッキングで握ると右手でコネてしまう(左)。もしくは手元が先行する(右)

インターロッキングで握ると右手でコネてしまう(左)。もしくは手元が先行する(右)

 インターロッキングのデメリットは左手のグリップが変わるだけではありません。

 上でも言いましたが、手首が使えないスイングになってしまいます。

 手首を正しく使えないスイングでは、一生懸命、体や腕を動かす必要があるので、ヘッドが手元を追い越さずにフェースが開いた状態でインパクトしやすくなります。

 これでは、弱々しいスライスボールしか打てません。

 また、フェースが開いてインパクトしてしまうので、何とかフェースをスクエアに戻そうとします。

 しかし、手首が使えないので、別の方法でフェースをスクエアに戻そうとしてしまいます。

 それが、手首をこねる動き、ローリングです。

 ローリングしてしまうと、インパクト前にフェースが下を向いてしまうので、ダッグフックしか出ない様になります。

 右手のグリップの形が1つ変わるだけで、飛ばずに曲がるボールになってしまう訳です。

 ですから、皆さんは絶対にインターロッキンググリップはやめて下さい。右手のゴルフはオーバーラッピンググリップが基本で、他にはテンフィンガーグリップ(ベースボールグリップ)です。

 もし、スライスに悩んでいる方で、今のグリップがインターロッキングであれば、すぐにやめて下さい。

 グリップを変えるだけで、スライスがなくなってしまうなんて事は、よくある事です。

片山 晃氏のプロフィール

片山 晃
(アーリーバードゴルフクラブ)

1957年生まれ。1999年から2004年にかけて大手メーカーで年間2500名以上のクラブフィッティングを担当。豊富な知識と的確なクラブフィッティングを行い、従来のゴルフ理論に疑問を抱き、シニアや女性でも飛ばせるようになるという「右手のゴルフ」を提唱。腰痛などに悩むアマチュアゴルファーでも飛ばせるようになると評判となり、様々なメディアで活躍中。著書に「奇跡の20ヤード」「右手で飛ばす!55歳からドライバーで260yd実現する方法」などがある。

右手の教科書サイトをはじめました http://katayama-akira.com/

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