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ゴルフ スイング中の右ヒジと左ヒジの使い方【動画コラム22回目】

「右手のゴルフ」を提唱し、「体重移動」「ボディターン」など従来の理論ではアマチュアは打てないと語る片山晃。今回は左右のヒジの使い方についてお話します。

配信日時:2017年7月29日 15時00分

フォロースルーで両ヒジが曲がっていないとダメ

インパクトは右ヒジが真っすぐのイメージ(写真左)、フォローで両ヒジを曲げて腕をたたむこと(写真右)

インパクトは右ヒジが真っすぐのイメージ(写真左)、フォローで両ヒジを曲げて腕をたたむこと(写真右)

 そして、インパクトの手前で右ヒジは完全に伸びた状態になります。

 そして、正面からでは分かりにくいのですが、右ヒジが伸びた状態になると、左ヒジは柔らかく曲がっていきます。

 すなわち、インパクトの瞬間では、右ヒジは伸びた状態。
 左ヒジは軽く曲がった(緩んだ)状態になります。

 こうする事によって、ボールを右手で押す事が出来るんです。

 この様に、ヒジというのはどちらかが伸びていれば、どちらかは曲がっている状態が正解です。
 これは、グリップした時に右手の左手の位置が違うからなんです。
 右打ちであれば、必ず右手が下になります。

 ですので、右ヒジが伸びれば左ヒジが曲がるのが正解なんです。
 ゴルフのスイングでは、一部のコントロールショットを除いて、両ヒジが伸びるポジションはありません。両ヒジを伸ばしてしまうと、ヘッドスピードを殺してしまう事になってしまいます。

 逆に両ヒジが曲がるポジションは存在します。
 それは、インパクト後のフォローです。

 フォロースルーで両ヒジが曲がっていないと、クラブヘッドに遠心力がかからないんです。
 ですから、フォロースルーで両ヒジが上手くたためるスイングをしていれば、ヘッドに遠心力がかかって飛距離が出てくれます。

ハーフスイングで両ヒジをたためばアイアンのライン出しの練習に

ハーフスイングで左の形(写真左)を目指してみよう。結果スイング後は体は回ってくるので右の形になる(写真右)

ハーフスイングで左の形(写真左)を目指してみよう。結果スイング後は体は回ってくるので右の形になる(写真右)

 実はこの両ヒジの使い方、応用するとアイアンでのライン出しの練習にもなるんです。

 スイングはハーフスイングの大きさで振って下さい。
 そして先程、説明したヒジの使い方を極端に行います。

 特にインパクト後に両ヒジをたたむ所を意識します。
 イメージとしては、ボールを打った直後に両ヒジが曲がって、クラブのシャフトが左肩の上に乗る様なイメージです。

 この形を見て頂くと、かなり変なスイングをしている様に見えると思います。
 しかし、実際にこの形になる訳ではありません。あくまでも、イメージです。

 実際のスイングでは、クラブヘッドが前に抜けて、クラブにつられて体も回って行きます。先程の状態から、体を回してみるとどうなるのか?

 どうでしょうか?コンパクトで綺麗なフィニッシュになっていませんか?

 ハーフスイングでこの形のフィニッシュになっていれば、ボールは曲がりません。また、縦の距離も合わせやすいんです。

 ハーフスイングなんですが、実際の飛距離はフルスイングの80%程度の飛距離が出てくれます。

 是非、このヒジの使い方を練習場で試してみて下さい。
 コースでもかなり使えるショットになります。

片山 晃氏のプロフィール

片山 晃
(アーリーバードゴルフクラブ)

1957年生まれ。1999年から2004年にかけて大手メーカーで年間2500名以上のクラブフィッティングを担当。豊富な知識と的確なクラブフィッティングを行い、従来のゴルフ理論に疑問を抱き、シニアや女性でも飛ばせるようになるという「右手のゴルフ」を提唱。腰痛などに悩むアマチュアゴルファーでも飛ばせるようになると評判となり、様々なメディアで活躍中。著書に「奇跡の20ヤード」「右手で飛ばす!55歳からドライバーで260yd実現する方法」などがある。

右手の教科書サイトをはじめました http://katayama-akira.com/

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