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ナイスオン! の拍手がもらえるピン筋ショートアイアン(講師・薗田峻輔)

9番やPWなどのショートアイアンで届く距離ならプロみたいにピンを一直線に狙うショットを打ちたい…。起こりやすいミスの原因と対策を知り、ピン筋に打つためのテクニックを学ぶ。(※本記事はALBA650号に掲載された内容です)

配信日時:2017年2月18日 12時00分

左足上がり・下がりはどうする?⇒ 傾斜なりに構えて振り切ることが重要

 左足上がりと下がりは体が左右のブレやすいライです。状況によって傾斜に逆らって立つこともありますが、基本は傾斜なりにアドレスします。理由はフィニッシュまで振り切るため。インパクトでぶつけて終わりのスイングでは、ボールのスピン量や打ち出し角が安定しないので、なかなか距離感を合わせるのが難しくなります。

 大切なのは、インパクトは通過点だと考え、フィニッシュまで振り切ること。左足上がりは、体重が右に残りやすく、球が上がりすぎることに注意が必要。左足下がりは、球を上げようとする動きは厳禁です。左足上がりも下がりもヘッドを低く出して打ち出し角を低くする意識を持ちながら振ると、良い軌道でボールをとらえることができます。低い球を打つつもりで正解です。

【左足上がり ポイント(1)】傾斜なりに立つと距離感が合う

▲傾斜なりに構えて傾斜なりに振り抜く。左足上がりはやや上に振るイメージ。芝が薄いなどの状況であれば傾斜に逆らって立つこともあるが、リスクは高い

▲傾斜なりに構えて傾斜なりに振り抜く。左足上がりはやや上に振るイメージ。芝が薄いなどの状況であれば傾斜に逆らって立つこともあるが、リスクは高い

 傾斜なりにアドレスする理由は、フィニッシュまで振り切るためです。振り切ることで、フェースに長くボールが乗るので、距離感が合いやすくなるのです。インパクトで終わりのスイングでは、スピン量もバラバラで距離を合わせるのが難しくなります。

【左足上がり ポイント(2)】手首の角度を保ち低く滑らせる

▲フィニッシュまで振り切ることでタテの距離感が合う

▲フィニッシュまで振り切ることでタテの距離感が合う

 左足上がりで気をつけたいのが高く上がりすぎてしまうこと。原因は体重が右足に残るからです。左に体重は移行しにくいライですが、しっかり振り切ることを意識して、右肩を目標方向に向けていきましょう。また、ヘッドは低く長く、傾斜なりに振り抜いてください。

【左足下がり ポイント(1)】やや上目からヘッドを入れる

▲左足体重のまま上げられる位置まで手元を上げる。無理に大きく振りかぶる必要はなく、手首の形もキープさせる
▲トップでの手首の形を保ったままダウンスイング。左側に体が流れやすいので、左足外側で受け止める
▲手元よりもヘッドが先行しすぎないよう注意。低いライナーを打つつもりで、ヘッドを低く傾斜なりに出していく
▲右足をベタ足にせず、左足に体重を乗せることで体の回転がスムーズになる。フィニッシュは振り切らなくてOK
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▲左足体重のまま上げられる位置まで手元を上げる。無理に大きく振りかぶる必要はなく、手首の形もキープさせる
 左足下がりはボールの後ろ側が高いので、やや鋭角にヘッドを入れるイメージを持ちます。ただ、鋭角に打ち込むのではなく、あくまでも傾斜なりに低くヘッドを振り抜くことがポイント。少しアウトサイド・イン軌道を意識すると、適度に上からヘッドを入れることができます。

【左足上がり ポイント(2)】右足寄りに置いて早くコンタクトする

▲ボールを右目に置くことで、早くコンタクトでき、ダフリにくくなる。右足カカト前あたりが目安

▲ボールを右目に置くことで、早くコンタクトでき、ダフリにくくなる。右足カカト前あたりが目安

 左足下がりは手前をダフリやすいので、最短距離でボールにコンタクトしたい。そのためにボールを1個分右足寄りに置きます。ただしこれを過剰に行ってしまうと、入射角が鋭角になり、刃から地面に刺さりやすくなるので注意しましょう。

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