『手の通り道』を意識すると距離感が安定する
私のオススメの練習法は、クラブを持たないシャドースイングです。まず、ベンチの後ろ側に回って、背もたれに手元が当たらない、ギリギリの所でアドレスします。そして、その場でシャドースイングを繰り返しましょう。
ベンチの視覚的効果でインサイドから下ろせる
また、ベンチと平行に立つことで、スクエアな感覚も磨けます。机や椅子などを使えば、家でも会社でもできるので、ぜひ試してみてください。
(この記事は2017年1月12日発売のALBA716号に掲載されました)
■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
うえだ・ひろし/58年生まれ。大阪府出身。師匠は“リトル・コーノ”と呼ばれマスターズでも活躍した河野高明。7回目のプロテストで合格した苦労人でレギュラーツアーでは未勝利だったが、シニア転向後の2010年の「スターツシニア」で初優勝。河野が肝臓がんで亡くなった2カ月後の涙の勝利だった。現在は太平洋クラブ益子PGAコースの支配人や日本プロゴルフ協会副会長を務めている。