ドライバー選びは…クラブを床に置いた時にフェースが左に向くものを選ぶ!
「なるほど」
関『初心者なら、ドライバーのソール(底)を床にピタッと置いたときにフェース(ボールを打つ面)が自然と左に向くものがお勧めです。初心者の97%はスライサー(右に曲がっていく球を打っている人)なので、こういうドライバーだと右に行きにくくなるからです』
「これなら曲がらないんですね!」
「握力なら分かります!だいたい40kgくらいですね」
関『40kg以上の方は“S”という表示のやや硬めのシャフトを選ぶといいでしょう。それ以下の場合は“R”表示の標準的な硬さ、30m/s以下の方(主に女性)は“L”表示の柔らかいシャフトがお勧めです』
関『また重さと長さも重要です。重さは体力に合わせて振り切れる範囲で重いものを、長さは短いほうが当たりやすくていいですよ』
アイアンは"キャビティバック"を選べ!
「はい。石井プロに最初に教えてもらいました」
関『アイアンは大きく分けて2種類あります。1つは石井さんに教えてもらったときに使った、このように指先でつまむように挟んでフェース部分の厚みをチェックしたときに薄いキャビティバック。もう1つがマッスルバックです。これはフラットバックともいい、ヘッドが1枚の板構造になっているもので扱いが難しく上級者向け。初心者の方はまずはキャビティバックを使ってみたほうが良いと思います』
関『そしてもう1つアイアンで重要なのが打つ部分のソール幅の広さです。初心者の方には広いものがオススメです。ソール幅が広いとミスヒットでも飛んでくれて、ボールも上がりやすくなります。ただその分クラブをコントロールすることには適していないので、慣れてきたらソール幅の薄いものにしてもいいですが、最初は広いものを使いましょう』
関『そして主に100ヤード以内の短い距離やグリーン周りの寄せにつかうのがウェッジ(ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジ)というクラブです。このウェッジはスコアメイクにとても重要なクラブで、中・上級者向けのアイアンセットにはアプローチウェッジとサンドウェッジが含まれていないものが多く、単品のものを購入するのが一般的となっています』
関『先ほど説明した単品売りウェッジというのは初心者にとって難しすぎるものが多く不向きです。なのでアイアンを選ぶ時点で、ウェッジまでセットになっているモデルを選ぶといいでしょう』
「おお!そんなのがあるんですね。まずはそれにします!」