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PXGの新作ウッド『Lightning』シリーズ、12月12日デビュー【打ってみた】

PXGのウッドシリーズは「稲妻」的なボール初速!

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月3日 17時00分

稲妻のような初速!? PXGの新作ウッド『Lightning』シリーズ
稲妻のような初速!? PXGの新作ウッド『Lightning』シリーズ

PXG Japan合同会社から新作ウッドのアナウンス。「PXGは新しいメタルウッドシリーズ『Lightning(ライトニング)』を発表いたします」と同社広報。ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッドの全カテゴリを対象としたこのシリーズは、PXG史上最も先進的な技術を結集したフラッグシップモデルとのこと。

最大の特徴は、航空宇宙分野で活用される【振動モード解析技術】をクラブに応用した『チューンドフェース』だ。インパクト時のフェース変形とボールの圧縮タイミングを精密に制御することで、エネルギー伝達効率を極限まで高め、フェース全域にわたってボール初速を向上させると同時に、優れた方向安定性を発揮するという。
 
■4つのドライバーは10Kも用意
 
また、クラウンとソールのカーボン部分を従来比84%も拡大配置し、軽量化で生まれた余剰重量を周辺配置することで、シリーズ全モデルで極めて高いMOIを実現。特に最上位の『Max-10K+』は、USGA規定上限に迫る許容性を備えたモデルとして注目される。(Tour Midは9.1K、Tourは8.3K、Max Liteは9.7K)

Tour Mid
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ドライバーは低スピン&操作性の『Tour』、操作性と許容性のバランス◎の『Tour Mid』、極大MOIの『Max-10K+』、軽量の『Max Lite』の4ヘッド展開。全モデルにPXG独自の精密ウェイト調整システムを搭載し、打出角やスピン量、弾道傾向を細かく調整できる。さらに新採用のレーザーエッチングフェース加工でウェットコンディションでもスピン性能の低下を最小限に抑えるとか。

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価格はドライバーの標準モデルが税込128,000円~で、フェアウェイウッドはコンパクトな『Tour』と通常の2機種を用意し税込60,500円~。ハイブリッドは2番(17度)~8番(34度)まで7番手を用意し税込52,800円~。いずれもPXG AOYAMA(直営店)をはじめとする店舗でのフィッティング予約を推奨している。
 
■ソールの硬さも初速ロスに効く?
 
前作『BLACK OPS』ドライバーは2モデル展開だったが、4つに選択肢が増えてより最適なものが選べる他、開発者のカレブ・クロロフ氏によればHS速めのロボットテストで『Tour』比較だと0.5~0.6m/s初速UPで、HS遅めの『Max-10K+』と『BLACK OPS』比較では0.7m/sの初速UPが見られたとか。

チューンドフェースの他にも、カーボンソールに背骨のような凸部を設けて剛性を高めたことも初速ロスを防げる理由だとか。発表会はインドアレンジで行われたが、前作『BLACK OPS』ドライバーを所有する記者(HS46m/s)もひと通り打ったが、特に振りやすい『Tour Mid』で明らかに「BLACK OPSより初速が出る」と実感。
 
実はそれより驚いたのは、『Lightning』FWの方だった。FULL SWINGのシミュレーターで5Wを直打ちし、270yd以上が何度も表示され1Wに近い距離にかなり困惑した。同社の設計値では『BLACK OPS』よりフェースのたわみが「+4%」とのことだが“稲妻のような初速”が気になる人はぜひ試してみてほしい。(編集部M・K)

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