予約段階で売上目標300%オーバーを達成した大ヒット作
2026年はドライバーの設計において、大きな変革の起きた年だった。
これまでチタンやカーボンなど、単一の素材で作られていた「フェース」が、より高い反発性能を求めて、複合素材で設計されるようになったのだ。その代表格がPRGRの『RS DUO』。「カーボン」、「ナイロンメッシュ」、「特殊弾性接着剤」、「チタン」の4つの素材を複合した「DUOフェース」がドライバーに搭載され、その異次元の反発性能で多くのゴルファーを魅了している。
実際、7月10日(金)の発売以降、『RS DUO』は爆発的なヒットを記録しているという。ヒットの理由について「VictoriaGolf五反田店」に在籍するゴルフスペシャリスト中田智之さんに話を聞くと、「初速の出方が全然違う」との答えが。
「試打クラブが店頭に並んでから、お客様から頻繁に問い合わせを受けます。“4層複合フェース”という今までにないテクノロジーに多くの方が興味を持っているようです。そして、試打を行い、『トラックマン』で数値を取ると、ボール初速の数値が圧倒的なんです。PRGRの歴代モデルを買ってきた方だけでなく、他メーカーから乗り換える方も増えていますよ。『VictoriaGolf五反田店』では予約の段階から販売目標を大きく上回り、約300%の売上を達成しました。今季のモデルの中でも指折りのヒット作と言えそうです」(中田さん)
『RS DUO』のドライバーはインドア打席の計測で飛ぶだけでない。振りやすさや寛容性など、総合力の高さがあるため、“コースでしっかり結果が出る”ことも魅力と中田さん。
「購入したお客様から『コースで飛距離が出た』という喜びの声をよく耳にします。私自身、新製品はコースで打って性能をチェックするようにしていますが、『RS DUO』の“4層複合フェース”はただ弾くだけでなく、ミスヒットにも強くなっています。その上でスピン量が安定し、強い弾道で前に伸びてくれるので、ランを含めて飛距離が出ます。さらにコアモデルの『RS ドライバー』や『RS MAX ドライバー』はヘッドの直進性の高さがありつつ、しっかりとボールがつかまってくれます。アマチュアゴルファーがやさしく飛距離を伸ばせるクラブであると断言できます」(中田さん)
ボール初速や弾道の強さで“飛距離が出る”という結果が、『RS DUO』の大ヒットにつながっていることは間違いなさそうだ。
FWやUTの追加購入が殺到! ドライバーに迫る売上を記録中
『RS DUO』シリーズでは“4層複合フェース”が話題のドライバーだけでなく、同時に発売された『RS FW』や『RS UT』も人気になっている。
「すでにドライバーを購入されたお客様が後日来店して、追加で『RS FW』や『RS UT』を試打して購入するケースが非常に多いです。正直ドライバーがヒットしても、FWやUTの売上が伸び悩むケースは少なくありません。しかし、『RS DUO』はドライバーを追いかけるようにFWやUTの売上がどんどん伸びていて、販売数量の上では遜色ない数値となっています」(中田さん)
ドライバーばかりに注目が行きがちな『RS DUO』シリーズだが、実はFWやUTも細部にまで作り込まれて、高性能なクラブに仕上がっている。
『RS FW』は、前作から採用された「センター重心設計」のフェースを搭載。高強度なマレージングのフェースを限界まで薄肉化し、精密なミルド加工に重心位置を最適化。フェースの強烈な弾きと高い打ち出し、そして適正スピンのボールでやさしく飛距離を出すことができる。
また、ソールの溝「スラッシュグルーヴ」によってフェースの下めに当たっても初速性能と打ち出し高さをキープ。さらに3Wでクラブ長が42.5インチの設定で、前作よりも0.5インチ短くなっており、振りやすさを重視したスペックに調整されている。
「『RS FW』はフェース下めのミスに強く、しっかり球を拾いながら、つかまったボールを打つことができます。フェースの弾きも強く、高い打ち出しの強いボールでぐんぐん前に伸びてくれます。前作よりもクラウンに丸みが付き、ストレートフェースで構えやすいことも魅力です。基本的にFWは難しいクラブで、お客様には5Wを進めるケースが多いですが、『RS FW』は3Wでも球が上がるのでご提案することがあります。また今作からFWとUTに可変スリーブ(弾道調整・8方向可変カートリッジ)が搭載され、ロフト角とライ角を調整できるようになりました。3Wのロフト角を増やしたり、ライ角をアップライトすることでつかまりを良くする調整がはまる人も多いですよ」(中田さん)
『RS UT』は『RS FW』と搭載されているテクノロジーや構造は基本的に同じ。その中で今回は、番手ごとにヘッドサイズや形状、リーディングエッジの出方(FP)を精密に調整することで、圧倒的に構えやすく、打ちやすいUTに進化している。
「最近はロフトの多いショートUTが人気ですが、どうしても出っ刃で独特な顔になりがちです。そんな中で『RS UT』は新たにロフト28度の“6UT”を追加しました。構えてみると分かりますが、5番や6番でも非常にストレートな美顔に仕上がっています。程良いサイズ感でバランスが取れていますし、『センター重心設計』のフェースの弾きも強いです。FWと共に“やさしくて飛ぶ”を徹底追求したUTですよ」(中田さん)
ゴルフライターが『RS FW』と『RS UT』を試打「乗って弾く打感がドライバーと共通している」
ドライバーと並ぶ人気を誇る『RS FW』と『RS UT』の性能とはどんなものか。今回は取材を行ったゴルフライターの田辺直喜が試打を実施。弾道計測には「トラックマン」を使用した。
まずは『RS FW』の5Wをテスト。
「一般的に5Wは小ぶりに作られることが多いですが、『RS FW』の5Wはヘッド体積が175㎤と大きめで構えたときに安心感があります。クラウンに丸みがあり、ヒールにかけて絞られた顔もキレイで、座りの良さもあるのでターゲットに構えやすくなっています。打感はドライバーよりも金属感の強い弾きで、しっかり打ち出し高さが出つつも、変にスピンが増えないので強い球で前に伸びます。ライ角が57.5度とフラットな設計なので5Wでも左に巻かないのが良いですね。幅広いレベルのゴルファーが“打ちやすい”と感じるFWだと思います」(田辺)
「安定したキャリーが出つつ、グリーンで止まる球になっていますね。高いだけでなく、前に伸びる強さがありますので、弾道として非常にバランスが良いです。今回はヘッドだけでなく、純正シャフトも優秀で人気になっています。『VENTUS for PRGR』はやや重めでしっかりしていて、田辺さんのようなパワーのある人が打っても、しっかりタイミングを取りながら叩くことができます。もっと高さを出したい場合は、『Diamana for PRGR』を選ぶと良いでしょう。先端部分の動きが多くなるので、地ベタからでもやさしくボールを拾って、高く打ち出すことができます」(中田さん)
続いて、『RS UT』の4番を試打した田辺。
「弾きの強さを感じたFWに対して、『RS UT』はフェースにグッと乗る感覚があります。『RS F ドライバー』に近いフィーリングですごく好感触ですね。顔も非常にキレイで、フェースが大きく見えて安心感がありつつ、ターゲットに対する構えやすさもある絶妙な造形です。ドライバー、FWと顔の作りに一貫性があるのでセットで使いやすいこともポイントです。中高弾道・適正スピンの球で飛距離もしっかり出ますし、性能バランスが抜群のUTです」(田辺)
「『RS UT』は夏の長いラフ対策に購入するのもおすすめです。リーディングエッジに適度な丸みがあり、ソールの抜けが良いのでラフでもやさしくボールを拾うことができるからです。5番や6番のショートUTは、構えやすい顔でやさしく高さが出ますので、ぜひ多くのゴルファーに試していただきたいですね。今作は『8方向可変カートリッジ』を搭載して、ロフトやライ角の調整も可能ですので、自分に合ったベストなクラブが手に入るはずです」(中田さん)
“4層複合フェース”という分かりやすい新テクノロジーを持ったドライバーに比べて、『RS FW』や『RS UT』には派手さがないかもしれない。しかし、いざ試打をしてみると、ゴルファーにとっての振りやすさ、使い勝手をとことん追求した完成度の高いクラブになっている。これから『RS DUO』の試打や購入を検討している人には、ぜひドライバーだけでなくFWやUTもテストしてみてほしい。絶妙過ぎる性能バランスに惚れ込むこと間違いなしだ。