『鍛造ウェッジ』のスピン量や打ち出し角を徹底チェック
ライやボールなど、同一条件で『鍛造ウェッジ』の打ち比べを行うと、打ち出し角やスピンのかかり方にモデルごとの個性があった。低くて止まるアプローチか、適正スピンで高めに打ち出すピッチ&ランか。好みの弾道が打ちやすいモデルなら寄せワン連発間違いなし!
テーラーメイド:MG プロト 58度SCグラインド
圧倒的にソフトな打感でスピン性能も最強レベル
【試打評価】インパクトでフェースにボールが乗る感覚が強く、圧倒的にスピンがかかる。打ち出しはやや高め。インパクトのエネルギーをスピンと高さに変換するイメージなので、しっかり打ってもボールがゆっくり飛んで距離感が合ってくれる。
ミズノ:ミズノプロ T-1 58度Vグラインド
フェースに乗る感覚が強くスピンを自在に操れる
【試打評価】 インパクトでしっかりフェースに乗る感覚があり、スピンのかかりやすさはトップクラス。低くボールを打ち出して、スピンで止めるアプローチが打ちやすい。打感はかなりソフトで、音は程良い大きさに調整されている。
タイトリスト:ボーケイフォージド 58度Bグラインド
操作性と寛容性を高い次元で両立
【試打評価】 どんな打ち方でもボールがゆっくり飛んでくれて、距離感が合いやすい。打点がブレても、距離や弾道のバラツキが小さく抑えられて、寛容性も高い。インパクト時に打点のフィードバックがしっかりあり、弾道の操作もしやすい。
フォーティーン:FR-5 58度
低く出して止めるアプローチが打ちやすい
【試打評価】 同じ打ち方でもソール形状の分、ロフトが立って当たるので、打ち出しが低くなり、距離感を合わせやすい。一方で、フェースにしっかり乗るのでスピン量が多いことも特徴。大きめのヘッドでミスヒットにも強くなっている。
ダンロップ:クリーブランド RTX ディープフォージド2 58度
フェースの芯が広く狙った距離にしっかり届く
【試打評価】 打点ブレに強く、芯を外しても初速が落ちにくく、狙った距離にキャリーさせられる。弾道は高めで、適正スピンのピッチ&ランが打ちやすい。バンスがしっかりあるので、ボールを右に置いて打ち込んでも刺さりにくい。
キャロウェイ:OPUS SP 58度Sグラインド
どんな打ち方でもスピン量が安定してくれる
【試打評価】 ヘッド内部に空洞を作ったことでフェースの芯は広め。初速だけでなく、スピン量も安定してくれるのでアプローチで止まる球が打ちやすい。ソール幅が適度にあって座りが良く、オートマチックにやさしくピンに寄せていける。
