どんなライでも正確に距離を打ち分けられる
パーオンに成功する確率は、トッププロでも7割ほどで、残りの3割はアプローチを打つことになる。18ホールのラウンドであれば5〜6ホールはグリーンを外す計算になる。当然、アマチュアになればその割合はもっと多くなり、アプローチの精度はそのままスコアを大きく左右する。
ゴルフクラブアドバイザーの小澤恵太さんは、最新ウェッジを活用することで寄せワンに成功率が上がると話す。
「最新ウェッジはどれもフェース設計が工夫されていて、スピン性能が非常に高いです。ラフやウェット(濡れた状態)など、さまざまな条件下でスピン量が安定するので、キャリーのブレを小さく抑えることができます。つまり、狙った距離に高確率でボールを落とすことができるのです」(小澤さん)
最新ウェッジのフェース面を見ると、溝の本数や形状、ミーリング、メッキ有無など、デザインにモデルごとの個性がある。フェアウェイや花道など、好条件で抜群の喰い付きでスピンが利くことはもちろん、フェースとボールの間に入った芝や水分を排出することでラフなどの悪条件でも適度にスピンが入る。
「ウェッジを探しに来るお客様は、ダフリやトップなど、アプローチに悩みを抱えていることが多いです。最新モデルは、アプローチの悩みを解決してくれるような性能が備わっていることもポイントです。グリーン周りのミスを徹底的にカバーしたいなら『ドルフィン』や『PRGR0 TOUR』がおすすめですし、距離感と方向性を重視するなら『RTZ2』が有力な選択肢になります。とことんスピンにこだわるなら『バイティングスピン2』を選ぶと良いでしょう。特性を理解した上で、最適なウェッジを選べば、間違いなくアプローチの質が向上して、スコアアップできますよ」(小澤さん)
【おすすめモデル1】キャスコ『DW-125G High Spin』
ここからは小澤さんがおすすめする最新ウェッジを紹介していく。1本目は、やさしいウェッジの代名詞にもなった“ドルフィン”のノーメッキモデルだ。
「ソールを4つの面に分けた独自の設計で、ダフリやトップなど、あらゆるミスをカバー。アマチュアゴルファーで苦手とする人の多いバンカーから、やさしく脱出することができます。寛容性の高さをキープしながら、フェースをフル溝・ノーメッキに仕上げてスピン性能を強化したのが『DW-125G High Spin』です。やさしく・止めて・寄せられるモデルに仕上がっています」(小澤さん)
キャスコの“ドルフィンウェッジ”は、シャープな顔でアプローチミスに対する寛容性を高めたウェッジだ。「クアッドソールX」という独自設計のソールがさまざまな場面で働き、安定してボールを拾うことができる。その上で『DW-125G High Spin』は、ノーメッキ仕上げにすることでボールの喰い付きが良くなり、スピン性能が向上。打感もよりソフトで、乗り感の感じられるウェッジに仕上がった。ウェッジにやさしさを求めつつも、スピンで止めることに憧れるゴルファーに最適なモデルとなっている。
【おすすめモデル2】プロギア『PRGR 0 TOUR』
2本目はプロギアがリリースしている性能バランスに優れた鍛造ウェッジ『PRGR 0 TOUR』だ。
「ストレートネックで見た目は非常にシャープなウェッジですが、絶妙な設計のワイドソールで寛容性の高さがあります。ダフリやトップを防ぎながら、安定してボールをコントロールできます。鍛造らしいクリアな打感も特徴で、フィーリングにこだわるゴルファーにもおすすめですよ」(小澤さん)
『PRGR 0 TOUR』は、鍛造製法でツアーモデルらしい精悍な見た目とフィーリングに仕上げたウェッジだ。フェース面にはタテのマイクロミーリングを施し、ラフやウェットな条件でも安定したスピン性能を発揮する。「ハーフムーンソール」と呼ばれる独自の設計のソールが秀逸で、ミスをカバーしながら、スムーズな抜けでアプローチの打ち分けもしやすい。
【おすすめモデル3】ダンロップ『クリーブランドRTZ2』
3本目は、ダンロップが展開するクリーブランドブランドの『RTZ2』だ。
「ヘッド内部にセラミックを内蔵することで、重心をフェース中央に近づけ、直進性を高めています。打ち出し角や方向、スピン量が安定するので狙い通りの位置にボールを落とすことができます。サビずに耐久性が上がる独自素材の採用も魅力です」(小澤さん)
『クリーブランドRTZ2』は、軽比重で耐久性が高く、サビにくい独自の合金「Z-ALLOY」を採用している。さらにネック内に「セラミックピン」と呼ばれる軽量な素材を複合することで、重心位置をフェースセンターに近づける設計を取っている。ミスヒットに対する寛容性が高く、方向のブレも小さくなるので、距離感を安定させたい人に最適なモデルとなっている。「588ソール」を始め、ソールタイプの選択肢が多いことも魅力だ。
【おすすめモデル4】ブリヂストン『バイティングスピン2』
最後は、ブリヂストンの新モデル『バイティングスピン2』だ。
「溝の本数を19本に増やし、ミーリングのデザインや表面処理が改良され、さらにスピン性能が向上しました。インパクト時の食いつきの良さは、最新ウェッジの中でもトップクラスです。心地良い打感も特徴で、スピンを操り、アプローチで技が使えるモデルです」(小澤さん)
『バイティングスピン2』の1番の特徴は、フェース設計にある。サンドブラストによって表面をザラっと仕上げ、平行溝と斜め溝を組み合わせた「マルチアングルミーリング」を採用。溝の幅を狭く、深くする新設計と組み合わせることで、圧倒的なスピン性能を実現している。技術を生かして、技を使える操作性を備えたモデルだ。
話を聞きに行ったのは「Victoria Golf六本木ヒルズ店」
人気の定番アイテムからここでしか手に入らないレアアイテムまで充実した品揃えを誇る大型店舗。弾道解析機を備えた試打コーナーや工房を完備し、ゴルファーの要望にとことん応えてくれる
【住所】東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズメトロハット/ハリウッドプラザB1F
【TEL】03-5772-2116
【営業時間】11:00〜21:00