米ツアー4年目を迎える西村優菜が24日、大阪市の「キャロウェイ/トラヴィスマシュー心斎橋店」で【2026年シーズンを共に戦う新1W】と題したトークショーに登場。用具契約を結ぶキャロウェイが2月6日に発売する新作『QUANTUM)』が今季の新たな相棒となるが、5機種のうち西村は『QUANTUM♢♢♢MAX』ドライバーを選択。昨季終盤に試合会場で試して一目惚れし、投入はほぼ即決だったという。
「最初は5球くらいしか打っていないけど、しっかり数字も出ていて、何度かテストを重ねて、あとは微調整という感じ、すぐにスイッチを決めました。ほかのスタッフプレーヤーの方もそうじゃないかな。スイッチする人は多いと思いますよ。毎年、いいものが出てきて、毎年『いいです』と言っているけど、今年のは本当にいい。フェースにボールが乗っかっているのを感じながら打てるのは、すごく気持ちよかった。新しい感覚でした」
「飛躍的な」という意味を持つ『QUANTUM』を冠した新クラブは、文字通り飛距離アップに注力し、「スピードがすべて」をテーマに速さを追求して開発が進められた。フェース素材のチタンを最大限に肉薄化し、ポリマー素材とカーボンファイバーを重ねた独自の三層構造の「TRI-FORCEフェース」を採用。
トークショーで登壇した同社のプロダクト担当の倉島氏は「チタンとカーボンの2つの素材を使っているメーカーはほかには多分ないと思います」と話し、「チタンとカーボンのいいとこ取り。フェースはたわむけど、初速は出る。今まで感じたことのないフィーリングを出せると思います」と説明。
業界初、唯一無二のクラブを手に戦う2026年シーズン。昨季は年間ポイントランキング115位に低迷し、昨年12月のQシリーズ(最終予選会)を24位タイで辛くもクリアし、「カテゴリー15」の位置から臨む4年目となるが、「優勝を目指してやっていきたい」と目標にブレはない。
この日、持参していたキャディバッグを覗かせてもらうと、5Wも『QUANTUM』に替え、7Wと9Wは未発表の『MINI SPINNER』と書かれたプロトタイプ、『X FORGED STAR』刻印のプロトタイプ(7I~PW)に加えて、ウェッジもプロトで、なんと14本中10本が変更されていた。
「まだ確定じゃないけど、ほぼほぼ固まったかな。いつもはオフの合宿中に固めていくんですけど、こんなに早くは初めてかも。しっかり準備ができるし、ここまで大幅にクラブを替えたのも初めてかもしれないですね」
これも全幅の信頼を寄せるQUANTUM効果。1Wはこれまで58.5m/sだったボール初速がコンスタントに60m/sをキープし、飛距離も平均で5ヤードアップ。昨季のドライビングディスタンスが237.79ヤード(154位)の西村にとっては大きな武器となりそうで、「今年は勝負の年。年齢的にも、26歳になるし…。あまり考えすぎてもいい方向にはいかないと思っています。今年はクラブの面でも自信があるし、状態も良くなっている。いいクラブとともに頑張りたい」と力を込めた。
今回のトークショーは前日の23日にリニューアルオープンしたキャロウェイ直営店で開催されたが、訪れたファンとはジャンケン大会などで交流。大阪・堺市出身の西村も「こういう空間は大好き」と地元でのイベントを楽しんだ。
今季の米女子ツアーは今月下旬に開幕するが、「カテゴリー15」の西村の開幕は3月19日からカリフォルニア州で始まる「フォーティネット・ファウンダーズカップ」になる見込み。「すぐリシャッフルがくる。スタートダッシュしたいですね」。来週にはタイに飛び、約2週間の合宿を行う。「メジャーで優勝して、最後は日本に帰って来て、プレーしたい」。ゴルフ人生の青写真を完成させるためにも、今年はQUANTUMな1年を目指す。(臼杵孝志)