タテ溝(VGG)VSタテ研磨(YONEX)。サイドスピンは本当に減るのか?JGFレポ【3】
年に一度のゴルフクラブオタクの祭典、「ジャパンゴルフフェア2018」が閉幕。今年のフェアで試打ブースで人気を集めていたヨネックスのタテ研磨ドライバー『EZONE GT』と、初出展のバーチカルグルーブゴルフ(VGG)を現場でマッチアップさせてみると…?
配信日時: 2018年3月27日 02時29分
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タテ溝のバーチカルグルーブゴルフ社(VGG)が日本上陸
PCM編集長・村田辰也(以下、P編) 「長岡、なんか今年のフェアはヨネックスの試打がやたらと人を集めまくっているね。フェースがタテ研磨されている『EZONE GT』が人気なのかな?さっきチラッっと見たら、スコアラインがタテになっているバーチカルグルーブゴルフ社(以下、VGG)も初出展されていたよ。大阪のサンヴァリィさんのブースで」
筆者 「はい。『VGGドライバー』は、正直アメリカでデビューしたときから、その奇抜なコンセプトと見た目がかなり気になっていました。サンヴァリィさんはピレッティパターやラウドマウスゴルフも展開されていますが、同じくラウドマウスと『VGGドライバー』を使うジョン・デーリーと同じ流れで、今年から日本で本格展開を図るそうですね」
⇒約80万円!? 超高額パターが気になる【JGF2018タナビ―レポート】
PCM筒康博(以下、筒) 「タテのスコアラインって、本当に効果があるのか?ゴルファー的には気になるところだと思います。フェアには試打ブースがいくつかあるので、ここで性能を試打チェックしてみますか?」
筆者 「はい。サイドスピン対決ってことで、ヨネックス『EZONE GT』ドライバーと比較してみましょう。こちらもタテ研磨されたフェース処理でサイドスピンの減少をうたっていますので」
P編 「え?でも、ヨネックスにはスコアライン自体がないよ?」
筆者 「はい。『VGGドライバー』は、正直アメリカでデビューしたときから、その奇抜なコンセプトと見た目がかなり気になっていました。サンヴァリィさんはピレッティパターやラウドマウスゴルフも展開されていますが、同じくラウドマウスと『VGGドライバー』を使うジョン・デーリーと同じ流れで、今年から日本で本格展開を図るそうですね」
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PCM筒康博(以下、筒) 「タテのスコアラインって、本当に効果があるのか?ゴルファー的には気になるところだと思います。フェアには試打ブースがいくつかあるので、ここで性能を試打チェックしてみますか?」
筆者 「はい。サイドスピン対決ってことで、ヨネックス『EZONE GT』ドライバーと比較してみましょう。こちらもタテ研磨されたフェース処理でサイドスピンの減少をうたっていますので」
P編 「え?でも、ヨネックスにはスコアライン自体がないよ?」
タテ研磨のヨネックス『EZONE GT』と比較すると…?
筆者 「いいんです、とにかくタテ同士のサイドスピン減少対決ですから。まず、『VGGドライバー』からルックスを見ていきましょう。黒と白と差し色はグリーンで、なんとなくクランクゴルフとも被りますが、たくさん凸起がついたクラウンは奇抜ですね。本誌編集部の田辺がレポートしていたとおり、まっすぐ構えやすいアライメントラインがありますね。
ボクはそこよりも、周りの白いラインがボールを包み込むような蹄鉄型になっていることに安心感を感じますね。昔、網でトンボとか蝶などの虫を捕まえたのと同じように、この【白い蹄鉄でボールをキャッチすればいい】というような見た目がなんとなく安心感があるんですよ」
筒 「……。独特な表現ですね。ボクの場合は打点しか気にならないので、そういったアバウトな見方はしませんけども…。どちらかと言えば、長岡さんとは逆に、緑色のライン上で打つイメージが出やすいですよ。田辺くんと同じ見方ですが、でも、上級者とアベレージゴルファー両方に構えやすいというのは良い点だと言えるでしょうね」
ボクはそこよりも、周りの白いラインがボールを包み込むような蹄鉄型になっていることに安心感を感じますね。昔、網でトンボとか蝶などの虫を捕まえたのと同じように、この【白い蹄鉄でボールをキャッチすればいい】というような見た目がなんとなく安心感があるんですよ」
筒 「……。独特な表現ですね。ボクの場合は打点しか気にならないので、そういったアバウトな見方はしませんけども…。どちらかと言えば、長岡さんとは逆に、緑色のライン上で打つイメージが出やすいですよ。田辺くんと同じ見方ですが、でも、上級者とアベレージゴルファー両方に構えやすいというのは良い点だと言えるでしょうね」
筆者 「比較すると、ヨネックス『EZONE GT』は、オーソドックスな見た目でクセがないですね。投影面積はかなり『VGGドライバー』よりも大きいですし、従来どおりの大きな丸型で安心感があって、万人向けな感じですね。カーボンコンポジットの網目模様がよくわかります」
筒 「長岡さん、構えた時のルックスで比較すると、ヘッドの据わりのポイントが全然違うため、フェース角は『EZONE GT』の方がはるかにフックフェースに見えますよ。どちらかと言うと『VGGドライバー』は据わり的にはオープンフェース系なので、つかまりにはかなりの差が出そう。というか、対象ターゲットが全然違う印象がしますけどね。『VGGドライバー』の方が、アスリートというか、元々パワーのある人向けな感じです」
筒 「長岡さん、構えた時のルックスで比較すると、ヘッドの据わりのポイントが全然違うため、フェース角は『EZONE GT』の方がはるかにフックフェースに見えますよ。どちらかと言うと『VGGドライバー』は据わり的にはオープンフェース系なので、つかまりにはかなりの差が出そう。というか、対象ターゲットが全然違う印象がしますけどね。『VGGドライバー』の方が、アスリートというか、元々パワーのある人向けな感じです」
両社とも、純正シャフトに超こだわりが!
筆者 「確かに。これ、2社ともすごく純正シャフトにこだわりがあるんですよね。『VGGドライバー』はコンポジットテクノのファイヤーエクスプレスをベースにした専用シャフトを開発したそう。かたや、ヨネックス『EZONE GT』は、Namdと呼ばれるしなり戻りの速い特殊な素材で球押し感を高めているそうです。この辺りもかなり弾道コントロールや対象ターゲットに差が出そうですね」
筒 「純正シャフトにこだわるのはとてもいいことです。特に『VGGドライバー』は、アメリカのメーカーなので、日本のゴルファーに最適化されたシャフトじゃないと、打ちづらいケースもありますから。コンポジットテクノが専用に開発したとなれば、これは楽しみです」
筆者 「じゃあ、前置きはいいので打ってみましょうか」
筒 「純正シャフトにこだわるのはとてもいいことです。特に『VGGドライバー』は、アメリカのメーカーなので、日本のゴルファーに最適化されたシャフトじゃないと、打ちづらいケースもありますから。コンポジットテクノが専用に開発したとなれば、これは楽しみです」
筆者 「じゃあ、前置きはいいので打ってみましょうか」