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米ツアー2勝目を挙げた山下美夢有の愛用アイアンは、なぜソールのヒール側が凹んでいる?

米女子ツアー「メイバンク選手権」で、8打差からの逆転優勝を果たし、今季米ツアー2勝目を飾った山下美夢有。彼女が使用するギアの中でも注目したいのが、アイアンのソール形状だ。その特徴について詳しくレポートする。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年11月4日 11時00分

愛用アイアンのソール形状が独特だった
愛用アイアンのソール形状が独特だった

米女子ツアー「メイバンク選手権」で、8打差からの逆転優勝を果たし、今季米ツアー2勝目を飾った山下美夢有。彼女が使用するギアの中でも注目したいのが、アイアンのソール形状だ。その特徴について詳しくレポートする。

【写真】山下のアイアンはソールが凹んでいて、ソール前後も削っていた

山下は6Iに『スリクソン ZXi5』を、7I〜PWに『スリクソン ZXi7』を、シャフトには『DG85 R300』を採用している。いずれも軟鉄鍛造アイアンだが、ソール形状が独特で、山型になっているうえ、ヒール部分が大きく削られている。

「スリクソン特有の山型ソールで、抜けの良さにつながっています。さらにヒール部を削った形状が特徴で、ソールの接地面積を減らす狙いがあります。この部分をなくすことで傾斜でも抜けが良くなり、ボールをとらえやすくなります。トゥ側もわずかに削られた形状です」(ダンロップスポーツ ツアー担当)

アイアンシャフトは、女子プロでは珍しい『DG85 R300』を採用。中調子の軽量スチールでありながらヘッドが暴れにくく、思い切り振れてラインが出せるという。

「これは長く使っているシャフトです。ある程度しなって、しっかりしているイメージがあります。アゲインストでも球が負けません」と、山下自身も強い信頼を寄せている。

正確なセカンドショットを支える愛用アイアン。その特徴的なソール形状こそが、精度の高いコンタクトを生み出しているといえるだろう。

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