ホストプロの中嶋常幸、飛距離で福島のファンを魅了
中嶋が松山の強さと語るのが「海外選手に負けていない」という飛距離。それも“飛ばそうと思って”クラブを振っていないにもかかわらず、距離が出ていることが大事なのだと力説する。「プロだからドライバーで飛ばそうと思って振れば、飛ばすことはできるんだ。でもその影響でアイアンのスイングが悪くなってくる。(無理に振ろうとせず)逆にスイングが良くなればアイアンもつられてよくなってくるんだ。松山はそれができている」。
その飛距離を支えている要因のひとつがスリクソンのボール「Z-STARシリーズ」だと中嶋は続ける。「“飛ばそうと思わなくても飛距離を出すこと”を実現できるのがスリクソンのボールなんだ。スピンと打ち出し角が適正に出やすくできている。他のボールも試したけど一番だよ」と、自身が「Z-STARシリーズ」を使い、60歳を越えてもなお300ヤード以上飛ばすだけに説得力十分だ。
「この前は3パットしなければ勝ってたな。思わず松山にメールしちゃったよ(笑)」と最後は可愛い後輩にチクリとするも表情は終始穏やか。マスターズで日本人初のアンダーパーを記録した世界のトミーも、怪物の2勝目を待ちわびている。