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「練習しなくても入る」 平塚哲二は21年前に初優勝を遂げた『2ボール パター』でシニアでも初優勝

「コマツオープン」でシニアツアー初優勝を挙げた平塚哲二のパターは、21年前にレギュラーツアーで初優勝したパターを同じだった!?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年9月10日 17時06分

平塚哲二は『ホワイトホット 2ボールブレード』で、レギュラーツアーでもシニアツアーでも初優勝!(提供:日本プロゴルフ協会)
平塚哲二は『ホワイトホット 2ボールブレード』で、レギュラーツアーでもシニアツアーでも初優勝!(提供:日本プロゴルフ協会)
ドライバーは『RS F プロトタイプ ワンクローバー』
ドライバーは『RS F プロトタイプ ワンクローバー』
ドライバーは『RS F プロトタイプ ワンクローバー』
ドライバーのシャフトは『TOUR AD VF-6X』
グリップはイオミック
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ドライバーは『RS F プロトタイプ ワンクローバー』 (撮影:ALBA)

前週の「コマツオープン」でシニアツアー参戦4年目にして初勝利を挙げた平塚哲二。レギュラーツアー時代は2000年に初シードを獲得し、03年シーズンの最終戦「ゴルフ日本シリーズJT」でツアー初優勝を達成した。2015年にシード落ちするまでにツアー通算6勝。実はレギュラーとシニアの初優勝時に握られていたのは、どちらも同じパターだった。

平塚哲二の21年物パターに逃げ顔ドライバー 14本を全部見せます【写真】

OB杭が近くて狭い小松カントリークラブで、「毎年OBばっかり打っています」という反省を生かし、平塚は飛ばしを捨ててフェアウェイキープ重視の作戦で臨んだ。その結果、終わってみれば初日からトップを譲らない完全優勝を達成し、大会を通じてボギーはたったの2つ、OBは1つもなかった。

7割スイングを徹底したドライバーは21年発売の『RS F プロトタイプ ワンクローバー』。アスリート向けのカスタムオーダー専用モデルで、プロギア直営店など一部の店舗に限り数量限定で販売されていた。

「古いドライバーですけど、フェースの向きが若干オープンに作ってあって、チーピンみたいな球が出にくいので気に入っています。打ちたい弾道はストレート。ゴルフが悪くなるときはカット軌道になります。このドライバーで少しつかまえ気味に打っているときが調子良いですね」。普通に打ったときには270ヤード飛ぶドライバーだが、今大会では240~250ヤードに飛距離を落としてボギーを打たないゴルフを心がけた。

平塚は3番ウッドでのティショットを多用していた(提供:日本プロゴルフ協会)
3番ウッドは『RS プロトタイプ ツークローバー』
3番ウッドは『RS プロトタイプ ツークローバー』
3番ウッドと5番ウッドののシャフトは『TOUR AD PT-7X HIGH MODULUS』
5番ウッドも『RS プロトタイプ ツークローバー』
5番ウッドも『RS プロトタイプ ツークローバー』
4番ユーティリティは『RS X』のロフト22度
4番ユーティリティは『RS X』のロフト22度
ユーティリティのシャフトは『TOUR AD HY-95X』
アイアンは『PRGR 01』
アイアンは『PRGR 01』
アイアンのシャフトは『DG 120 VSS S200』
PWと52度と58度はノーメッキ
PWのシャフトはアイアンと同じ『DG 120 VSS S200』で、52度と58度の2本は『DG EX TOUR ISSUE S400』
58度は『ボーケイ ウェッジワークス プロトタイプ』
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平塚は3番ウッドでのティショットを多用していた(提供:日本プロゴルフ協会)

もう1本、平塚のフェアウェイキープに大きく貢献したのが『RS プロトタイプ ツークローバー』の3番ウッド。ここ10数年、平塚はフェアウェイウッドのイップスに悩まされ「チョロは出るわ、OBを打つわで全然ダメだった」。それが1カ月くらい前から「スイングのイメージをゆっくりにした」ことでショットの調子は上向きに。

「250ヤード飛ばそうとする『バーン』というスイングではなく、220ヤードでいいやと思って『ポーン』と打ったら240ヤードくらい飛んでくれる。イメージを変えてから、そんなに暴れなくなりました」。実際、3番ウッドで打ったティショットは「100%フェアウェイです。10何年なかったですね」と、狭いコースで威力を発揮した。

パターは2003年発売のオデッセイ 『ホワイトホット 2ボールブレード』
パターは2003年発売のオデッセイ 『ホワイトホット 2ボールブレード』
パターのグリップ
ボールはプロギアの『RS SPIN』
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パターは2003年発売のオデッセイ 『ホワイトホット 2ボールブレード』 (撮影:ALBA)

そんな平塚のキャディバッグの中で一番気になったのはパター。オデッセイ『ホワイトホット 2ボールブレード』は、なんと2003年に発売されたモデルだ。

「レギュラーツアーのシードを落としてからパターを練習する機会が減って、どれが一番練習しなくても入るか試してみたら、あれが一番良かったんです。日本シリーズで初優勝したとき(03年)にも使っていましたし、当時2、3年使ったんじゃないかな。途中で使わなくなって置きっぱなしだったのを、引っ張り出してきたんです。あまり練習しなくてもストロークが気にならなくなりました」

毎年のように次々と新しいパターが登場しているが「結局ダメになるので、1日、2日しかもたない(笑)」と、21年前のパターに絶対の信頼を置く。また、「今でも使っている選手はけっこういますよね」と平塚が言うように、『ホワイトホット 2ボールブレード』はレギュラーツアーで活躍する26歳の片岡尚之や、43歳の岩田寛も使い続けている名器なのだ。21年の時を超えて再び『2ボール』が輝いた。

【平塚哲二の優勝クラブセッティング】
1W:RS F プロトタイプ ワンクローバー(10度/TOUR AD VF-6X、45インチ)
3W:RS プロトタイプ ツークローバー(15度/TOUR AD PT-7X HIGH MODULUS)
5W:RS プロトタイプ ツークローバー(18度/TOUR AD PT-7X HIGH MODULUS)
4U:RS X(22度/TOUR AD HY-95X)
4I~PW:PRGR 01(DG 120 VSS S200)
52度:PRGR 0 TOUR(DG EX TOUR ISSUE S400)
58度:ボーケイ ウェッジワークス プロトタイプ(DG EX TOUR ISSUE S400)
PT:オデッセイ ホワイトホット 2ボールブレード
BALL:RS SPIN

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