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ルーキー成澤祐美が首位発進 イメージしたのは後輩・渋野日向子の「壁ドン」

ルーキー成澤祐美が首位発進 イメージしたのは後輩・渋野日向子の「壁ドン」

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2022年6月18日 08時00分

このとき成澤祐美の頭の片隅には…渋野日向子?
このとき成澤祐美の頭の片隅には…渋野日向子? (撮影:上山敬太)
ユピテル・静岡新聞 SBSレディース 初日◇17日◇静岡カントリー浜岡コース(静岡県)◇6531ヤード・パー72>

今季6戦中3戦でルーキーが優勝している女子下部ステップ・アップ・ツアー。静岡で行われている7戦目でも、ルーキーの勢いが止まらない。昨年11月のプロテストに合格したばかりの成澤祐美(なりさわ・ゆみ)が、5バーディ・2ボギーの「69」をマーク。3アンダーで、自身初の単独首位発進に立った。

プロテスト合格したばかりの成澤祐美【フォトギャラリー】

10番からスタートしてパーを並べ続けると、前半最終18番パー4で2打目を50センチにつけて、この日初めてのバーディを奪取。後半に入っても1番、3番、5番と2メートル以内につけてスコアを伸ばしていった。最終9番も「最後までよく打てていました。練習した成果が出ました」と、5メートルの上りフックラインを沈めてバーディで締めた。

パッティングが課題だった。それは1ラウンド当たりのパット数が「31.07」で今季全体91位というスタッツにも表れている。だが練習を繰り返し、オーバーするように強く打てるようになってきた。「イメージは“壁ドン”。後輩でもある渋野(日向子)のパッティングをイメージしています」。岡山県作陽高校の一学年下、渋野日向子のような強気で攻めのゴルフを意識した。

「少しでも弱気になってはダメ。試合ではそれが顕著にあらわれてしまいます」。2番、8番をボギーとしたあとも、それを払しょくするかのように3番、9番でバーディ。渋野の代名詞ともなった“バウンスバック”を決めた。初日のパット数は「25」。“強気”の言葉を胸に、2日目もガンガン攻めていく。

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