ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

メジャーの洗礼に「意味がわからない」 蝉川泰果が苦しんだ初日に再確認した“持ち味”

蝉川泰果のメジャーデビューはホロ苦いものになってしまった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年7月21日 10時00分

<全英オープン 初日◇20日◇ロイヤル・リバプールGC(イングランド)◇7383ヤード・パー71>
 
昨年の「日本オープン」を制した資格で、この「全英オープン」でメジャー初出場を飾った蝉川泰果。ワクワクな気持ちで迎えた初日は、苦しい一日となってしまった。3バーディ・9ボギーの「77」で130位タイ。予選通過に向けては、2日目での大まくりが必要となった。

なぜ飛ぶのに曲がらない? 蝉川泰果のドライバースイング【写真】

出だしから“洗礼”を受けた。ティショットがフェアウェイ左のポットバンカーにつかまり、2打目は左のラフに出すだけ。それでも、そこからグリーンを捉えて2パットのボギーで切り抜けた。3番でバーディとすると、354ヤードの4番パー4では「狙ってるわけじゃなかったけど、うまく転がって乗ってくれた」と“ワンオン”に成功。7メートルのイーグルトライから連続バーディを奪って、「流れいいのかな」と落ち着いたスタートを切った、はずだった。
 
その後は3つのボギーで、2オーバーでの折り返し。ここからずるずると引きずられるようにボギーを重ねて、6オーバーまで後退した。「全然、練ランでやってきた意味が全くなかった」と、自身の18ホールのプレーに落胆しながら、バッサリと切り捨てるように振り返った。
 
後半の14番では、またもリンクスの罠に苦しめられた。ティショットが左からの風で、さらには会心のカットボールを打ったものの、「左から全く影響がなかった。そのまま真っすぐ行った」と、打球はポットバンカーに落ちた。それが壁にピタッとつき、またもラフのほうに7ヤード出すだけ。「(壁に)へばりついてたのが…意味がわからない」と不運も重なった。
 
ボギーが多かったこの日のマネジメントについても、冷静に見つめ直す。ティショットで刻むことが多かったというが、「結構失敗した」とフェアフェイキープ率は14ホール中3回のみ。「刻み慣れてもいないし、抑え球もそんなにうまくない。ドライバーをもっと持っていればよかった」と後悔することに。一方で、「ドライバーで真っすぐ狙っていく方がチャンスが広がるかな」と自身の強みを再確認することができたともいえる。
 
「全部、もう1回、イチから練習して準備しようかなと思います」と切り替えて臨む2日目。ドライバーを振り続ける攻めの姿勢へ。自身初メジャーをこのままで終わるわけにはいかない。(文・笠井あかり)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

PGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 米国男子
    速報中
    2025年12月12日 12月14日
    グラント・ソーントン招待
  2. 米国女子
    開催中
    2025年12月12日 12月14日
    グラント・ソーントン招待
  3. DPワールド
    速報中
    2025年12月11日 12月14日
    アルフレッド・ダンヒル選手権
  4. アジアンツアー
    開催中
    2025年12月10日 12月13日
    サウジオープン
  5. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月10日 12月12日
    JLPGA新人戦 加賀電子カップ
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月9日 12月12日
    JGTOファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト