<リオン・ドールコーポレーション/ゴルフパートナーチャレンジカップ by XEBIOグループ事前情報(1日競技)◇23日◇ボナリ高原ゴルフクラブ(6,411ヤード・パー72)>
ディフェンディングチャンピオンの相場彩那は根性を鍛え直して、ボナリ高原GCに戻ってきた。昨年は今大会の優勝直後に受験したプロテスト1次でまさかの敗退。「原因をいろいろ考えて、気持ちの面や考え方だなと思いました」。たどり着いたのは昭和スタイルのメンタル強化だった。
プロテスト1次の直前だった昨年とは違い、今年はすでに1次を突破。昨年の反省を生かした結果だった。もちろん、テストが近づくにつれ、心は揺れ動いたが「知り合いの人に『調子が悪いことと、テストは関係ないから、しっかり分けて考えてプレーしな』と言われてそれがすごく響きました」。プレー中は調子が悪いなりにスコアをまとめるマネジメントに集中することができた。
その下地となったのはオフから取り組んでいるトレーニングの成果だ。目的は体を鍛える以上に心を鍛えることだった。「根本から鍛え直そうと思って、厳しいことで有名なトレーナーさんのところで鍛えてもらっています。トレーニングは好きではないんですけど、嫌なことから逃げずに立ち向かう強さを今身に付けているとことです」。シーズンが始まっても週に3度はトレーナーの下でトレーニングに励んでいる。
「誰よりもトレーニングしたし、嫌なことに立ち向かった自信が弱くなった時に現れると思うんです。昭和っぽいんですけど、根性を鍛え直した感じですね。ゴルフって最後は根性じゃないですか」。2003年生まれのZ世代だが、考え方は確かにどこか昭和のイメージ。昭和世代の話を聞くと「現代にはないものだと思って、スッと入ってくる」という。
時には涙を流しながら厳しいトレーニングを積んできた成果は精神面だけではなく、肉体面にも現れている。「強い球が打てるようになったと思いますね。あとは疲れにくくなりました。トレーニングをしているのでケアやリカバリーを重視しているというのもあると思うんですけど、疲労感が減りましたね」。ゴルフの練習はこれまでも人一倍重ねており、心技体が整いつつある。
今大会の会場・ボナリ高原GCは洋芝のフェアウエーが特徴のひとつ。苦手とする選手も少なくないが相場は「フェードヒッターでクラブを上から入れられるので苦になりません」。連覇で勢いをつけて、今年こそプロテスト合格へ。昨年とは全く違うストーリーを駆け抜ける。