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古江彩佳を悩ます“目” 上位浮上へカギはグリーン上と“省エネ”

鉄人・古江彩佳も人の子? 東南アジアの暑さはやはりこたえたようだ。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年10月28日 07時30分

<メイバンク選手権 2日目◇27日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596ヤード・パー72>

首位と3打差のスタートから2連続ボギーを喫した古江彩佳は、最後まで波をつくれず、3バーディ・3ボギーのイーブンどまり。トータル6アンダーはトップと6打差で第3ラウンドに入る。

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いきなりのピンチが訪れる。ともにパー4の1番、2番でグリーンをオーバー。「まだダボにならなかったのがよかった」という状況で耐えたボギーだったが、いきなり計算が狂ってしまう。「次がパー5だったので、切り替えはできた」と落ち着いたが、その後はパッティングが沈まない。

1ピン以内のバーディチャンスにつけても、一筋が決まらない。「チャンスにもつくなかで、なかなか入らなかったので苦しかった」と、中盤はグリーン上でストレスがたまるシーンが目立った。

近ければ近いほど、判断に迷う。「ライン次第とか、目次第とか、思い切り打てないのがショートパットだと思う。その目を読みきるのが難しかった」。4番、5番ではともに絶好のバーディチャンスを迎えたが、ここで外したのがその後の展開に大きくのしかかる。

10番パー5では1メートルのパーパットも外し首をかしげる。15、16番で連続バーディを奪い、なんとかスタート時のスコアに戻したが、練習日から意識していたグリーンの目との勝負にやられた格好だ。

前日は約4時間の中断をはさみ、ホールアウトは午後6時を過ぎた。その後は宿舎まで大渋滞のなか約1時間。「ドライバーはまとまっているので疲れとはいえない」と暑さの中でも疲れはないと話すが、「ほどほどにします」と練習は省エネモード。試合に出続ける鉄人・古江でも、さすがに疲労は拭えない。「まずはきょうリカバーできたら」と、頭も体もすっきりさせて、再浮上を狙う。(文・高桑均)

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