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“数字より中身” 畑岡奈紗が松山英樹から学んだこと

畑岡奈紗が松山英樹とのラウンドから得たものとは?

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年6月1日 07時00分

<ミズホ・アメリカズオープン 事前情報◇31日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー71>

女子のエース・畑岡奈紗が、男子のエース・松山英樹にラウンドを申し込み、それが実現したのが先週のこと。同じフロリダ州に拠点を置く者同士で、畑岡から連絡を入れ18ホールのラウンドから多くを学んだ。

「会うのはZOZO以来でした」と今年初の顔合わせ。いまではともに黒宮幹仁コーチから教えを受けている。畑岡が松山にラウンドを申し込んだことを聞いた黒宮コーチからは、「アプローチを見てきたほうがいいよと言われて」と松山の寄せ技に注目していた。

自身もここ何年かの課題がショートゲームで聞きたかった部分。「以前、回ったときよりはよくなったと言っていただけましたが、バンカーからとかチッピングとか、私は飛び抜けているスタッツがない」と相談を持ちかけた。その答えが畑岡にとっては考え方を変えるものになったという。

「気持ち悪いショットをしてパーセーブできちゃうよりも、気持ちよく打って2メートルオーバーして、たとえボギーにしたとしても、18ホールの流れのなかで考えれば気持ちよく回れると言われたんです」。結果や数字よりも、やりたいことができているかにこだわるほうが自分のスタイルを崩さずにプレーできるという金言をもらうことができた。

「フィーリングとか、大事にしたい部分を考えなくなってしまうというのを言われました。考え方一つで変わっていくんだなと思いました。深いな~、と」

そんな貴重な時間を含む2週間のオフを経て、実戦の場に戻ってきた。舞台はニューヨーク・マンハッタン島の対岸。米国男子ツアーのプレーオフや「プレジデンツカップ」も開催したコースだ。特にグリーン周りのアンジュレーションが豊かで、寄せが試されるコース。まさに松山の教えを試すいい機会になる今大会は、畑岡のショートゲームに注目だ。(文・高桑均)

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