<ロッテ選手権 2日目◇2日◇ホアカレイCC(ハワイ州)◇6530ヤード・パー72>
最終18番パー5。12メートルのファーストパットを寄せ、お先のパーを拾うと、櫻井心那の表情が緩んだ。米ツアーでは5月「クローガー・クイーンシティ選手権」以来、スポット参戦した日本ツアーを含めても6月「EARTH MONDAMIN CUP」以来実に8試合ぶりとなる予選通過を決めた。
マンデートーナメントを通過できなかったものの、開幕前日にウェイティングからの繰り上がりが決まり、出場がかなった。初日は1オーバーと出遅れ。序盤に3バーディを先行させながら、「ミスを引きずってしまうのが課題」と、中盤に5連続ボギーを喫した。
カットライン圏外からのスタートとなったこの日は、気持ちの持ち方を変えた。前夜には目澤秀憲コーチと電話で話した。「まだ起きていないミスを想像して、だんだん怖がって。それは3カ月間ずっとそうだった。“起きていないミスを想像するな”と言われて、できました」。
前半を2アンダー。11番パー5でバーディとすると、14番では10メートルのスライスラインを沈め、15番、16番では短い距離をきっちり沈めて3連続バーディを奪った。
カットラインに余裕をもって迎えた17番は「苦手」というホール。「ティショットで力が入ってしまった」とボールを池に入れてダブルボギーとしたが、それまでに築いた“貯金”を生かしてホールアウト。緊張の糸がほぐれたように、笑顔を見せた。
実は先週の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」初日の「70」は、原英莉花と組んだダブルス戦を除けば、クローガー・クイーンシティ選手権最終日以来のアンダーパーだった。苦しいルーキーイヤーの最後に、ようやく光が差し込んできた。
「つらい時期が長くて、きょうはその分うれしかったです。予選通過でこれで報われたとかは思っていないですけど、気持ち的に息が吸えるようになったかなと思います」。ひさしぶりに迎える週末。肩の力を抜いて堂々とプレーする。
