<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 3日目◇25日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6543ヤード・パー72>
いつも落ち着いた口調の竹田麗央が、2日目のラウンド後、うれしそうな笑顔を見せた。「めっちゃ安心しました」。3試合ぶりの予選通過。しかも、ボーダーラインギリギリの戦いを続け、週末行きを決めたからだ。
決勝行きを逃していたのは「KPMG全米女子プロ選手権」、「アムンディ・エビアン選手権」というメジャー2試合。それだけに「どうすればうまくいくかなと考えていた」と、重く受け止めていた。しかし、この日は「ミスはありましたけど、なるべく切り替えて、切り替えて」と、自分に言い聞かせた。
初日がトータル4オーバー・55位タイで、2日目はシビアな戦いになっただけに、そのマインドは重要だ。「終盤はずっと緊張していた」とも言うが、結果的にトータル6オーバー・58位タイで週末行きを決め、安堵した。
3日目は2人1組で全員が1番ティから出る2サム1ウェイの組み合わせで、予選通過人数が65人と奇数だったため、プロツアーでは自身初めての“おひとり様ラウンド”になった。スタート時は嵐のような横なぶりの雨風。そんななかコースに飛び出していった。
このタフなコンディションのなかでは、プレーも思い通りにはいかない。3番パー5ではティショットが左の茂みに入り、ロストボールに。暫定球を採用することになり、ダブルボギーを叩いた。続く4番パー3も連続ダボ。結果的にバーディはなしで、ボギーは8つ喫し、日米通じて自己ワーストの「84」という成績に疲労感も増す。
午前7時20分に出て、ホールアウトは午前10時34分。過酷で孤独な3時間14分だった。組み合わせを見た時は、「ひとりでやってみたかったので楽しみでした」というが、終わってみると「やっぱり人がいた方がいい」と考えも変わったほど。
「ペースが分からない。ひとりだしそこまで急ぐ必要もないし、落ち着くようにはしていたんですけど、うまくいきませんでした」。難しい状況に、難しいコンディションが重なった一日といえた。
3日目を終えてトータル18オーバー・65位タイ。最終日は再び3人1組の2ウェイで行われるため、リュー・ヤン(中国)との同組が決まった。最終日も強風が予想されるが、「(3日目の)出だしは風の読みが甘かった」という反省も生かし、気持ちよくスコットランドを後にしたい。(文・間宮輝憲)
