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優勝目前でまさかの”4パット”… 世界1位の22歳・ティティクルに起きた“悲劇”

ジーノ・ティティクルにとって、今季2勝目がかかった最終18番(パー4)は“悲劇”の舞台となった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年9月15日 14時30分

<クローガー・クイーンシティ選手権 最終日◇14日◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876ヤード・パー72>

世界ランキング1位の22歳、ジーノ・ティティクル(タイ)にとって、今季2勝目がかかった最終18番(パー5)は“悲劇”の舞台となった。

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今大会で優勝したチャーリー・ハル(イングランド)に、1打リードで迎えた最終ホール。ティティクルの2打目はグリーン奥に乗り、残りはおよそ20メートルの長いイーグルパット。一方で、ハルは6メートルほどのイーグルチャンスにつけていた。ともに2パットのバーディであれば、ティティクルの優勝が決まる場面だった。

しかし、ここで“まさか”の展開が待っていた。ティティクルのファーストパットは1.5メートルオーバー。それでもバーディチャンスを残したが、返しのパットはカップの左を外れ、さらに下りの1メートルが残る。そして3打目もカップ右を通過し、最後は“お先”で沈めて痛恨の4パット。まさかのボギー締めで優勝を逃した。

キャディに肩を抱かれたまま、泣き出しそうな表情でハルを見つめるティティクル。50センチのバーディパットを沈めたハルに拍手を送り、最後はハグを交わしたものの、その瞳には悔しさがにじんでいた。優勝目前での“1.5メートルからの3パット”は、無念が残る結末となった。

勝者となったハルは「ジーノは、きょう素晴らしいプレーを見せてくれた。とても安定していた。最終ホールでの彼女の不運は残念だった」と称賛。自身も17番でバンカーにつかまりボギーを叩き、1打差ビハインドで18番を迎えていた。「ここ数年は運に恵まれなかったけれど、今回はようやく味方してくれた」と3年ぶりとなるツアー通算3勝目に安堵した。

ティティクルは2022年に米ツアーに参戦。ルーキーイヤーに年間2勝を挙げ、24年には最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」を制して年間女王に輝いた。今季も17試合に出場し、5月の「ミズホ・アメリカズオープン」での1勝を含む11度のトップ10入りと安定感を発揮している。世界1位に立つ22歳に起きた“悲劇の結末”は、見る者たちに強い衝撃を与える1シーンとなった。

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