<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇7日◇エビアン・リゾートGC(フランス)◇6479ヤード・パー71>
現在ツアーのポイントランキングは103位。132人のエントリーのうち、出場順位124番目で西村優菜は2年ぶりのエビアンに滑り込んだ。「好きな大会。景色もすごくキレイだし雰囲気もいい大会に戻ってくることができたのは、すごくうれしいです」。調整を進める表情からも充実感がうかがえる。
2週前の「KPMG全米女子プロ選手権」では、決勝進出に1打及ばず予選落ち。それでも「すごくいい感じで入ることはできていたし、いい調整もできています。そこは自信を持って」と、状態が上向いていることを感じている。
4月の「シェブロン選手権」は全長が6811ヤード。全米女子プロも6760ヤードと、ここまで出場した米本土でのメジャー大会は、パワーゴルフも求められた。しかし今回は6479ヤード。過去には小林浩美(欧州ツアー単独開催だった1997年)、宮里藍(メジャー昇格前の2009、11年)、そして24年の古江彩佳のメジャー制覇と3人の日本勢が優勝トロフィーを掲げた“日本人向きのコース”とも呼ばれる要因は、そこにもある。西村自身も2022年には15位に入っており、持ち味が発揮できる大会とも言える。
ただ、今年は少し様子も異なる。「いつも以上に地面がウェットというかソフトなので、これまでよりも少し長く感じます。暑さがあるから、フェアウェイも少し(芝を)長くしてるんですかね」。今年はパリで40.6度が記録されるなど、欧州を異常な熱波が襲っている。エビアンも例年に比べると暑さを感じる気候で、それもコースの印象を変える要素として十分に考えられる。
心がけるのは「ターゲットは絞れるコースなので、そこに向かってしっかりと振り抜くこと」。コース全体として傾斜が強いのは、過去3度のラウンドで把握済み。開幕前段階では、グリーンもやわらかさを感じることができるため、しっかりとピンを狙う意識も大事になる。
米女子ツアーで夏に欧州で開催される試合は3試合あるが、現状で西村が出られるのは、このエビアンのみ。2週後の「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」は7日時点でリザーブ11番手で、30日開幕の「AIG女子オープン」(全英)出場権も確保できていない。そのため、このままなら今季最後のメジャーになってしまう。「全部出たかった気持ちは強いけど、でもここに出られたのでしっかり弾みをつけたいです」。後半戦の道を切り開くため全力投球を続ける。
オープンウイークだった先週は、一時、日本に戻り調整した。「引き続きスイングを固めて、自信を持てるよう意識しました」。さらに「ティショットもよくなっているし、そこがもう少しゴルフとして繋がってくれば」というのが手応え。「暑い方が好きなので大丈夫です」。熱波攻略に対しても、“涼し気な表情”を浮かべた。(文・間宮輝憲)
