<AIG女子オープン 最終日◇2日◇ロイヤルリザム&セントアンズGC(イングランド)◇6601ヤード・パー71>
岡山県勢で2人目の全英女王となった桑木志帆は、2019年、その第一人者となった渋野日向子の優勝を見ていた。「めっちゃうれしいです。自分も日向子ちゃんを見て育ったので」と笑顔をこぼし、今度は自身が憧れを抱かれる存在となった。
桑木が小学生の頃、ジュニア大会を通じて渋野とはすでに面識があった。「4個上なんですが、みんなを気遣ってくれて、お姉ちゃんみたいな感じでした」と当時を振り返る。
プロ入り後も顔を合わせれば言葉を交わす間柄となり、今大会でも2日目のラウンド後には、「日向子ちゃんが帰り際に『頑張ってね』ってハイタッチしてくれた」と、うれしそうにその出来事を明かした。
憧れた先輩が見た景色に、自身もたどり着いた今は、「私みたいになりたいと思ってゴルフを頑張ってくれたら一番うれしい」とこのあと続く世代から憧れられる未来を思い描く。
これで日本人女子7人目となる海外メジャーチャンピオンの仲間入りを果たした。「まだ実感がないんですが、本当にうれしいです」と笑みを浮かべ、喜びをかみしめた。
ただ、歓喜の一方で、すでに気を引き締める姿がある。「この優勝がたまたまって思われないように。これで満足せずまだまだ強くなりたい。地道に練習を頑張って、来年からアメリカツアーに出られるので、本当に1試合1試合に向き合って勝利を重ねられるように頑張っていきたい」。
日本ツアーのスポット参戦から、この優勝によって米ツアーメンバー入りの権利を手にし、来季から本格参戦すると明らかにしている。歴史に名を刻んだ一勝を手にしても、視線はすでに次の戦いへ向いている。
