ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

西郷真央はもどかしい一日に悔し涙 同組選手の“圧”にも戸惑い「オーラがすごかった」

大会は3日目に突入。第2ラウンドで伸ばした西郷真央だったが、苦しいムービングデーとなった。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年4月23日 09時30分

<シェブロン選手権 3日目◇22日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>

なかなかパットが決まらない。初日に2オーバー・73位と出遅れながら、2日間にわたった第2ラウンドに「68」を出してカムバックした西郷真央だったが、決勝ラウンドはもどかしい一日になってしまった。

1バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの「78」と6つスコアを落としたラウンド後。報道陣を前にした西郷は、顔を手で覆い「すいません…」という言葉を2度絞り出した。こみ上がってくる涙が止まらない。そして「きのうからきょうにかけて(グリーンの)スピードが違ったので、(第2ラウンドの残り)3ホールをプレーして合わせられるようにと思っていたけど…。きょうはパッティングが合ってなかった」と、やっとの思いで一日を振り返った。

前日には5つのバーディを奪い、6番のプレーを終えたところで中断を告げるホーンを聞いた。それが午後8時。きょうは朝7時6分から、残りの3ホールを消化したが、この時からグリーンの違いを感じていた。「ずっとパッティングがおかしかった。スピード感、ラインの幅も少し違い、それが修正できなかったのが悔しい」。チャンスについても決まらず、3パットで流れを崩す。最後の最後まで、コンディションに合わせることができなかった無念さが涙に変わった。

海外メジャーの舞台は、普段とは雰囲気も大きく異なる。この日、西郷と同組になったのはジェシカ・コルダとダニエル・カン(ともに米国)という、ともに米ツアー6勝ずつを挙げる実力者だった。「スタートホールから圧が違って、『これはやりづらいかもな』と思っていた。選手から出るオーラが、今まで回った選手のなかで一番すごかった。そのせいではまったくないけど、自分らしくプレーしたかった」と感想を話す。

今季の米ツアー予選会挑戦を明言し、来年からここを主戦場にしたい西郷にとって、そういった部分も今後乗り越える必要がある。「組全体が崩れていく状況だったけど、そのなかでグリーン周りのバリエーションやパーセーブしてくるところなど、自分にないものをたくさん持っていた。そういうところを勉強できたのはよかったかな」。この経験も今後に生かせそうだ。

ラウンド後には、「まっすぐ打てているかの確認とか基礎的な部分をしっかりチェックしたい」と、グリーン上の感覚を確かめ直す。トータル4オーバー・57位タイで迎える最終日。「あしたは笑顔で終われるように楽しんで頑張りたい」と、きょう流した涙をしっかりと乾かして日本に戻る。(文・間宮輝憲)

メジャー初戦「シェブロン・チャンピオンシップ」4月21日(金)~24(月)WOWOWで連日生中継&『日本人選手専用カメラ』ライブ配信!

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト