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予選落ちに「実力不足」 西村優菜がペブルビーチで感じた課題と手応え

西村優菜は「79」と振るわず。決勝ラウンド進出はならなかった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年7月8日 14時58分

<全米女子オープン 2日目◇7日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>

今季2度目の予選落ちが、メジャー大会となってしまった。西村優菜は2日目に5ボギー・1ダブルボギーの「79」とスコアを落とし、トータル9オーバーの91位タイ。カットラインに3打及ばず、週末へ進むことは叶わなかった。

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2オーバーからスタートしたこの日は、全体の最終組。午後2時57分にティオフを迎えた。風も強くて気温もかなり低く、難攻不落のペブルビーチGLはさらに過酷なものとなった。「タフなラウンドだと思って覚悟してスタートしたけど、うまく流れもつかめずに…」とバーディを奪えないまま、ズルズルとスコアを落とした。

ポアナ芝のグリーンに翻弄(ほんろう)されながら、パッティングもなかなか決めきれず。「入る入らないは運もあるけど…」としながらも、「『運も実力のうち』という言葉があるように、こういう大きな大会で成績を残せないのは実力不足。しっかり受け止めて成長をするしかない」と言葉を吐き出した。

米ツアー本格デビュー戦以来、10試合ぶりの予選落ち。それが“世界一決定戦”というビッグトーナメントとなれば、その無念さは増す。「もちろん悔しいです。頑張らなきゃいけない試合だったので、そこで成績が残せないという自分の情けなさを感じる」と肩を落とした。

それでもカットラインが6オーバーと多くの選手が手を焼いた名門コースでは、学んだことも大いにある。「風のなかでどういうショット、パッティング、マネジメントが必要かというのをメジャーは明確にしてくれる」といまの自分を見つめ直して、これからにつなげていくつもり。最近はトレーニングを重ねて飛距離も徐々に伸び始めていると言い、「奥の方に手応えがある」と、かすかながらも確かに光は見えている。

一度日本に帰国し、2週間後にはまたしてもメジャー大会「アムンディ・エビアン選手権」が控えている。「手ごたえを大事にしながら練習して、いい状態で臨めるようにしたい」と意気込み、夕日のかかったペブルビーチを後にした。(文・笠井あかり)

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