<AIG女子オープン 事前情報◇28日◇ロイヤルリザム&セントアンズGC(イングランド)◇6601ヤード・パー71>
先週の経験は無駄にはしない。原英莉花は、カーヌスティGL(スコットランド)で開催された2021年以来、5年ぶり2度目の全英を前に気合が入る。「すごく広々とした感じで、ノビノビ楽しいです。18番なんかはザ(全英)という感じで、来たなと思えました」。再びリンクスとの戦いに挑む。
先週の「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」では、最終日最終組入りを経験。米ツアー自己最高位の8位になったが、最終日に「76」と崩れ、悔しさをあらわにした。リンクスの印象は、「正直得意ではないです」と言って苦笑い。「球筋をイメージしにくいほどフラット。初めてのコースだと、メモを見ても、どこがどこなのか照らし合わせにくい」というのが理由だ。
初出場だった5年前は「75」、「74」と苦しみ予選落ちした。「歯が立たなかった」という記憶が残っている。だが、同時に成長につながった試合でもある。「そこからアプローチを磨きましたし、糧になった試合ですね」。ここまで積み重ねてきた成果を示す舞台としても、うってつけの大会だ。そして、先週の結末も同様に糧になる。「警戒しないとダメだよって洗礼も受けたので、ここも警戒心を持ちながら進みたい」。そう心に誓う。
月曜日に18ホールを回り、火、水曜日は9ホールずつの練習ラウンドを行うスケジュール。そこでは最後まで確認すべきことがある。「もうちょっとコースは見たい。ドライバーで打った方がいいのか、スプーン(3番ウッド)で刻んだ方がいいのかなとか、そういうジャッジができるように」。
前日のラウンドでは、自分が刻んだホールでドライバーを打つ海外選手のプレーを見た。「ここまで飛んで(グリーンを)狙えるならいいな。でもウェッジだとこのマウンドが気になるなとか、いろいろ想像したので、自分で打ってみたい」。まさに“習うより慣れろ”の精神だ。
今大会は今季最後のメジャー。4月「シェブロン選手権」の38位にはじまり、「KPMG全米女子プロ選手権」は予選落ちしたものの、「アムンディ・エビアン選手権」では14位という結果を残した。
「まずは予選を通過して、決勝の景色を見てみたいというのが一番。気を抜いたらどこまでも打ってしまうイメージはある。ブッシュに入れたら何が起こるか分からない」。想定外のことまで想定しながら、本番までにしっかりとチェックを重ねていく。(文・間宮輝憲)
